【焼肉 矢澤 札幌】西11丁目に出店した理由。プリンスホテル近くの“隠れ家”を読み解く

札幌初上陸、焼肉 矢澤。美瑛の風土と世界基準が交差する場所

2026年5月8日、大通の少し西側、西11丁目エリアに新しい風が吹きます。

東京、そしてシンガポールやミラノなど世界各地で「日本の和牛」の素晴らしさを伝えてきた「焼肉 矢澤」がついに北海道へ初上陸します。

実は国内では、東京、京都に次いで札幌が3店舗目。

この順番からも、矢澤が札幌を「本物を知る人が集まる大切な場所」として、とても大切に考えていることが伝わってきます。

すでに北海道には自社の「美瑛矢澤牧場」もあり、世界を巡った矢澤のイズムがゆかりの深い北海道へ満を持して帰ってきた——そんなストーリーもこのオープンの楽しみなポイントです。

先日行われたメディア向けの試食会にお邪魔してきたのですが、そこで私が一番惹きつけられたのはお肉の美味しさはもちろんのこと、「なぜ、この場所(西11丁目)だったのか」という絶妙な立地の面白さでした。

焼肉矢澤_外観

なぜ西11丁目?札幌プリンスホテルに近い「立地」の秘密

札幌で高級店といえば、真っ先に思い浮かぶのは「すすきの」や「札幌駅前」ですよね。

でも、矢澤が選んだのは賑やかな中心部から少し離れた静かな官庁街の空気が流れる一角でした。

この場所を歩いてみると、すぐそばに「札幌プリンスホテル」が見えます。

ここは昔から芸能人やプロスポーツ選手のような層にも選ばれてきました。

人混みを避けたいVIPの方々にとってホテルの車寄せから数分、人目に触れにくい環境で最高のお肉を楽しめるこの距離感は、何物にも代えがたいはずです。

さらに周囲は、道庁や裁判所などが集まるエリア。

夜は驚くほど静かですが、そこには「大切な仕事の会食」や「落ち着いた大人の時間」を求める人たちが確実に存在します。

最近はこの近くに高級マンションも増えていて、「わざわざ繁華街へ行かなくても、近所で最高の一皿を」という暮らしが始まっています。

実際にこの一帯を歩いてみると、そんな札幌の“奥座敷”のようなポテンシャルを感じます。

矢澤がこの場所を選んだ理由も、どこか腑に落ちる気がしました。

店内の雰囲気:5つの個室とプライベート重視の空間づくり

店内に入って感じたのは、そんな「隠れ家」を求める人たちの期待を裏切らない徹底した空間づくりです。

特に嬉しいのが、プライベートへの配慮です。

店内には5つの個室が用意されているほか、通常のテーブル席もパーテーションでしっかりと区切られています。

隣の視線を気にすることなく、自分たちだけの空間でゆったりと食事に向き合える設計は記念日のデートはもちろん、機密性の高いビジネスの話が必要な場面でもとても心強い味方になってくれそうです。

西11丁目の静かな夜に溶け込むような、穏やかで上質な時間がそこには流れていました。

店内の個室

但馬牛の血統と雌牛へのこだわり、道産食材とのコラボ

試食会でいただいたお肉には、そんな特別な場所にふさわしい深いこだわりが詰まっていました。

和牛のルーツをたどると3つの血統に分かれるのですが、矢澤が大切にしているのは、兵庫県の「但馬牛」の血統です。

何より印象的だったのは、牛の健康を一番に考えて育てきめ細かな肉質を持つ「雌牛(めうし)」だけを選んでいるということ。

試食会でいただいたお肉には、そんな特別な場所にふさわしい深いこだわりが詰まっていました。

例えば、名物の「サーロインの矢澤焼き」は、最も美味しい瞬間で提供される一皿。口に入れた瞬間、和牛の旨みと香りが一気に広がり、この店のスタイルを象徴しているように感じました。

矢澤ビーフ

続いていただいた“ミスジ”や“ザブトン”といった特選部位も、それぞれの個性が際立ち、脂の重さを感じさせない軽やかな余韻が印象的です。

ミスジ、ザブトン

さらに印象に残ったのが、締めに提供された「羅臼昆布のとろろ冷麺」。濃厚なお肉の後でもすっと身体に入ってくる一皿で、コース全体のバランスの良さを感じさせてくれました。

羅臼昆布のとろろ冷麺

今後は、食の宝庫である北海道内の農家ともコラボレーションしていく予定とのこと。

地元の美味しい食材と世界基準の技術がどう組み合わさっていくのか、想像するだけでワクワクします。

札幌では珍しい「フルアテンド」で味わう最高の焼き加減

もう一つ、札幌ではまだ珍しいのが、スタッフの方が一枚一枚、一番いい状態で焼き上げてくれる「フルアテンド」のスタイルです。

大切な方との食事中、お肉を焼くのに気を取られて話が途切れてしまうこと、ありますよね。

でもここでは、プロにすべてを委ねることができます。

これって、実は究極の贅沢。一秒も会話を止めることなく、お肉が焼ける香りを楽しみながら大切な人との時間に没頭できるんです。

一緒に提供されるワインも、系列のワインショップから厳選されたものが揃っています。

お肉をカットし、焼き、グラスに注ぐ——そのすべてが、私たちが「食べる楽しみ」にだけ集中できるように整えられていました。

まとめ:西11丁目が“札幌の食の聖域”になる日

「札幌の食が、いま西側へ移行している」 執行役員の方がおっしゃったその言葉が、帰り道を歩きながら深く腑に落ちました。

賑やかな東側の盛り上がりとはまた違う、本物志向の「質の純化」がこの西11丁目から始まっている気がします。

「焼肉 矢澤 札幌」は、単にお腹を満たす場所ではなく、都会の喧騒を離れたVIPの動線を支え、札幌の夜に「特別な隠れ家」を作る街の大切な一部になっていくはずです。

オープン後、夜の静寂の中に灯る矢澤の明かりが、この街をどう変えていくのか。

一人の街歩き好きとして、その変化をそっと見守り続けたいと思います。

オープン日:2026年5月8日
座席数:  個室数:5室
札幌市中央区南1条西10丁目6

焼肉矢澤_外観

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