なぜ清田区だけ震度4?札幌市内で揺れに差が出た理由と防災のポイント
今朝、札幌で地震がありました。
同じ市内でも、清田区は震度4、中央区は震度2。
「こんなに違うの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
まずは震度の分布を見てみます。
・震度4:清田区
・震度3:北区、東区、白石区、厚別区、豊平区、手稲区
・震度2:中央区、南区、西区
震源は十勝地方南部でしたが、札幌市内でも揺れの強さには段階的な差が見られました。
この差の主な理由は、地盤の違いによる揺れの増幅です。

揺れの差を生む「地盤」と「地下構造」
地震の揺れは、震源からの距離だけでは決まりません。
大きく影響するのが、その場所の地盤です。
清田区周辺が揺れやすい理由
清田区や厚別区の一部は、火山灰や堆積層が厚く、比較的やわらかい地盤が広がっています。
こうした地盤は、地震の揺れを増幅しやすい性質があります。
実際に、2018年の北海道胆振東部地震では、液状化などの被害も確認されました。
活断層だけが原因ではない
札幌周辺には複数の活断層や地質構造が存在しますが、「断層の上だから強く揺れる」という単純なものではありません。
地震の揺れは、地下構造 × 地盤のやわらかさという組み合わせで大きく変わります。
今回の震度差も、こうした複合的な要因によるものと考えられます。

「揺れやすい=危険」ではない、札幌の現在地
揺れやすい地域があると聞くと、不安になるかもしれません。
ただ、それだけで「危険な街」とは言えません。
むしろ札幌は、この数十年で防災力を着実に高めてきました。
更新が進む学校と避難所の役割
札幌市内では、小中学校の建て替えが計画的に進んでいます。
現在の校舎の多くは新耐震基準に基づいており、以前より安全性が大きく向上しています。
学校は災害時には避難所として使われる重要な拠点です。
その安全性が高まっていることは、街全体の安心感にもつながっています。
【重要】災害ごとに変わる「避難場所」
ここで一つ、見落としがちなポイントがあります。
避難場所は、災害の種類によって変わります。
・地震:耐震性の高い学校など
・洪水:浸水想定区域の外や高い場所
・土砂災害:危険区域外の指定避難所
同じ「避難所」でも、すべての災害に対応しているとは限りません。
建て替えによって場所や導線が変わっているケースもあるため、一度、防災マップを確認しておくと安心です。

まとめ:揺れの違いを「備え」に変える
今回の地震で、「自分の住む場所の揺れやすさ」を感じた方も多いと思います。
でもそれは、不安になるための情報ではなく、備えを見直すためのヒントでもあります。
・地盤を知る → 家具の固定を見直す
・避難所を知る → 場所とルートを確認する
・情報を知る → 防災マップをチェックする
札幌は、場所ごとに特徴のある街です。
だからこそ、自分のいる場所を知ることが、防災の第一歩になります。
私も久しぶりに、防災マップを開いてみようと思います。
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