札幌市内のビル解体ラッシュ到来
再開発が市内の多数の場所で行われていますが、ここ2,3年は大きなビルの解体が同時期に行われています。
1970~80年代に建設されたビルの耐用年数が50年から60年とされており、解体しなければいけない時期が迫っているからです。
見慣れた建物が解体され、そこに新しい建物が建設されて街は生まれ変わっていきます。
現在、解体が行われている建物からここ数年で解体されたものまで見ていきます。
旧NHK札幌放送会館
創成川通り沿い大通西1丁目にあった旧NHK札幌放送会館が解体中です。
旧NHK札幌放送会館は、1959年に建設された建物で、その後増築を重ねて1980年代で見慣れた形になりました。
写真:2021年11月頃撮影
↓
2022年3月現在は解体中です。
写真:2022年3月撮影
NHKの新放送会館は北1西9に移転開業しています。
札幌中央区役所
札幌中央区役所も老朽化のため解体中です。
同じ場所に中央区役所を建て替え予定です。
写真:2020年4月撮影
↓
写真:2022年3月撮影
現在は、仮庁舎として札幌市役所近くの大通西2丁目で開庁しています。
4丁目プラザ
2022年1月に閉店した4プラも老朽化が解体の理由です。
1971年にできたビルでなので築50年となります。
隣の「pivot(ピヴォ)」も1973年の建物、お向かいの「パルコ」も1975年にできたものなので大通駅周辺の商業施設はしばらくは解体が続くと思われます。
写真:2021年4月撮影
↓
写真:2022年3月撮影
跡地はどのように活用するかまだ未定です。
ホテルオークラ札幌
南1西5にあるホテルオークラ札幌は、2021年9月20日をもって閉館しました。
1980年に開業した時は「ホテルアルファ・サッポロ」。
2003年6月15日にリブランドして「ホテルオークラ札幌」が開業。
写真:2021年4月
↓
2022年3月現在、解体中です。
写真:2022年3月撮影
旧北海道議会庁舎
現在はすでに建て替えられていますが、北海道庁赤レンガ庁舎の横にあった北海道議会庁舎の解体が2020年にありました。
囲いがなかったため解体の様子がはっきりと見えました。
写真:2019年12月撮影
↓
写真:2020年12月撮影
新しい北海道議会庁舎は旧北海道議会庁舎の隣で開庁しています。
傍聴席入口前北海道産木材を使用したスカイギャラリーになっており、一般の人も入れます。
旧北海道議会庁舎がなくなったことで、赤レンガ庁舎の横にスペースができましたが、駐車場に整備中です。
旧厚生年金会館(ニトリ文化ホール)
「ニトリ文化ホール」や「さっぽろ芸術文化の館」よりも、「厚生年金会館」と言った方がぴんと来る人も多いのではないでしょうか。
2020年に解体されています。
写真:2019年撮影
↓
写真:2020年10月撮影
そろそろ解体も終わるころですが、跡地の活用はまだはっきりしていないようです。
北1西1に札幌文化劇場(愛称:hitaru)が2018年11月に開館したこともあり、ほとんどはhitaruに継承していますよ。
【まとめ】
2022年3月現在に解体中の建物と、過去に解体は終わっていますが外側にフェンス等がなく解体の様子が見れたものを主にあげてみました。
新しい建物が建設されていく様はワクワクして好きですが、解体されていく様子も悲壮感や思い出がよみがえり好きです。
建物の新陳代謝が行われて街が生まれ変わっていきます。
どの建物も解体前までは存在感を放っていた建物だけに、なんだかキュンと心が痛みました。
今後もたくさんの再開発予定がありますので、解体と建設が行われていきます。
新しい建物への期待が先行してしまいますが、元にあった建物にもリスペクトしたいですね。