ホテル建設ラッシュ
札幌都心部の至る所にタワークレーンがそびえ立っています。
そのほとんどがホテル建設現場です。
ブランド力の高い道外企業が札幌都心エリアに投資する動きが出ており、2019年に新規開業するホテルは、わかっているだけでも、10ケ所1600室以上にもなります。
今年竣工予定のホテル
2019年2月竣工予定
★南7西6-「リブマックス」180室(コロンビアワークス)
★北7西2-「ホテルメッツ札幌」206室
★南6西5-「レッドプラネット札幌すすきの中央」212室(レッドプラネットジャパン)
★南5西6-「ベッセルホテルカンパーナすすきの」296室(JA三井リース建物)
★北8西4-「京王プレリアホテル札幌」359室(京王電鉄)
★南7西5-「レンブラントスタイル札幌」184室
南2西7-「Tmark Cityホテル札幌南2条」150室(アルファコート)
南3西2-ホテル名未定-100-150室(WBFリゾート)
2019年11月竣工予定
南6西6-ホテル名未定-部屋数未定(コロンビアワークス)
2020年分は7月までの予定しかわかりませんが、7棟1200室以上にもなります。
すすきのエリアの街並みが変化
道内最大の繁華街として有名なススキノ。
前はそれほど多くなかったのですが、トラベルバックをもつ観光客の姿が目立つようになりました。
ビルとビルの間にあった駐車場が、ここ数年でホテルに変わり街の様子も様変わりしています。
最近では、すすきのも用地不足気味になってきました。
すすきの界隈のホテルを検索すると、激戦区なのがわかります。
最近は、すすきのエリアから、札幌駅前や大通公園周辺等の立地のいい場所にブランド力の高い企業がホテル開発をするようになってきました。
また、ホテルの客室も変わってきています。
昔はシングルルームの割合が多かったのですが、最近は外国人観光客がファミリーで来道するケースが多いため、コネクティングルームや大人数で泊まれるタイプのホテルの客室が増えてきています。
実際にシングルルーム主体のホテルは稼働率が落ちてきている模様です。
容積緩和の動き
2019年春には札幌市が容積率の緩和をすることで、開発に動き出す企業もでてくると思われます。
札幌市内の適用エリア内で、敷地内に誰でも入れる広場や駐輪場などの公共スペースを設けると、公共部分の3分の1の補助金を支給するほか、最大で通常の1.5倍に容積率を増やせるようになるそうです。
オープンスペースや広場、公共交通機関への乗り入れ通路等もあれば、自分たちの生活も便利になりますし、ビル建設をする企業側も補助金が出るのでwin-winですね。
また築40年、50年のビルを解体して、高機能なホテルやオフィスが出来てくることが予想されています。
地下から低層階が商業施設やオフィスビル、高層階がホテルという建物が増えていきそうです。
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