センチュリーロイヤルホテルが2024年5月で閉館
JR札幌駅の西側に位置するセンチュリーロイヤルホテルが老朽化のため2024年5月31日で閉館します。
センチュリーロイヤルホテルは1973年開業で地上23階地下3階建てのビルです。
1990年には「センチュリーローヤルホテル」から現在の「センチュリーロイヤルホテル」に商号変更しています。
その後2007年に札幌国際観光が民事再生を申請し、恵庭カントリー倶楽部を経営する恵庭開発が経営権を取得。
2010年には恵庭開発から釧路市のマルセンクリーニングに売却されています。
過去にも新規ホテルラッシュで厳しい時代があったのですね。
現在の運営会社は札幌国際観光株式会社です。
2011年にはスカイレストランロンドを改装。
創業から51年経ち、宿泊のみならずレストランや結婚式会場もあり地元の方に親しまれてきました。
入居している住友生命札幌ビルには賃貸借契約で、その契約が満了になるため閉館としています。
JR札幌駅と地下で結ばれており利便性も抜群。
今後の移転や再オープンの予定は現状ない模様です。
惜しまれる方もたくさんいらっしゃいますね。
食事が美味しいホテル
最上階の23階にあるレストラン・ロンドは道内唯一の回転するホテルとして人気です。
360度回転し景色を見ながら美味しい料理を楽しめます。
実は回転には4つボタンがあって、1時間から4時間で1回転の選択ができるようになっているみたいです。
通常は2,3時間で360度に設定されているようですよ。
また、センチュリーロイヤルホテルの公式ページにはロンドでの思い出エピソードが公開されています。
スカイレストラン ロンドは閉館の1日前である2024年5月30日までとなっています。
また、朝食の美味しいホテルという口コミが広がり各メディアで上位を何度も受賞しています。
地場ホテルということで北海道の食材をふんだんに使った料理が人気となりました。
今でこそ人気朝食ホテルは常識となっていますが、センチュリーロイヤルホテルはその本元です。
札幌駅前の再開発の波がここにも?!
センチュリーロイヤルホテルは札幌駅からすぐの一等地です。
老朽化による閉館なので当然ビルの解体はあり、すぐではなくても再開発となるでしょう。
今現在の札幌駅前の再開発予定場所とビル築年数を書いてみました。
まだ、1900年代の古いビルはありますね。
東急百貨店は1973年竣工しており、今回閉館するセンチュリーロイヤルホテルが入っていた住友生命札幌ビルと同様の年数です。
また、重厚感が漂う札幌駅南口広場目の前の伊藤ビルは1963年竣工とのこと。
地下にファミリーマートがある札幌国際ビルも1974年竣工なんですって。
センチュリーロイヤルホテルの跡に何ができるかは発表されていませんが、札幌駅周辺もまだまだ変わっていきそうな感じです。
ただ資材高騰、人手不足はこれから長い間続いていくでしょうから2030年以降ということになりそうですね。