パセオに続きエスタも閉店
札幌駅前再開発が進むにあたり札幌エスタの閉店時期が発表されました。
北海道新幹線が札幌駅へ延伸することにより、札幌駅前再開発として現在のエスタがある商業施設は建て替えする予定です。
それに伴いエスタは2023年8月31日には閉店予定。
札幌駅内にあるパセオは2022年9月営業終了なので、パセオ閉店1年後にエスタも閉店ということになります。
札幌駅前の商業施設
札幌駅前の商業施設は現在は「アピア」「エスタ」「パセオ」「札幌ステラプレイス」の4つがあります。
「アピア」は1952年からあった「札幌ステーションデパート」が始まりで4つの中では、1番古くからあります。
「エスタ」は1978年からあり、札幌そごう(2000年閉店)が閉店後に営業を開始しました。
「パセオ」は1989年からあったものを2011年にリニューアルオープンしましたが、2022年9月末に営業終了が決まっています。
そして「札幌ステラプレイス」はJRタワー竣工時の2003年にオープンしました。
この4つの商業施設で約630店舗以上あります。
約630店舗のうちパセオには約200店舗、エスタには約115店舗が入っています。
順次閉店し営業終了していく予定です。
パセオは新幹線駅をつくるにあたり主要設備部分を撤去しなくてはいけないため営業終了となりますが、エスタ部分は新しい商業施設へ建て替えとなります。
でも、両者とも名称は残るかどうかはまだわかりません。
ただ新たに別の建物で商業施設をオープンということになると新しい名称になる可能性が大ですね。
札幌エスタとは
札幌エスタは、1978年9月にバスターミナル直結の商業施設としてオープン。
この頃のエスタには「札幌そごう」が入っていました。
札幌そごうは1978年にオープンし、札幌のみならず近隣の街から訪れる人が多いデパートでした。
札幌もしくは近隣にお住いの昭和生まれの方なら「S・O・G・Oそごうへいこう♪」や「E・A・S・T・A・エスター♪」というCMや音楽をご存知のはず。
引用:JR北海道
写真はオープン時の1978年9月1日のものですが、8万人もの人が押し寄せて行列ができたそうですよ。
その後、札幌そごうは2000年に経常赤字状態で閉店となりました。
札幌駅前ですし、儲かっていたんじゃなかったの?!と衝撃を受けたのを思い出します。
駅前ビルが空いているなんて?!と思っていた自分は2001年にビックカメラが入居した時は、ちょっと安堵しました。
その後は、現在入居中のユニクロやABCマート、ニトリやロフト、ナムコなどが入居してます。
新バスターミナルはより便利な交通結節点へ
現在のエスタ1階にあるバスターミナルは、小樽・旭川・帯広・日高方面への高速バスや札幌市内のバスターミナルを経由できるよう札幌市内の一般路線への停留所があります。
ただし、バス乗り場はバスターミナル内だけではなく行き先によっては、駅周辺にあり分散しており、わかりにくい場所もある停留所もあります。
そのため新しくできるバスターミナルでは、都市間バスと路線バスを分けたり地下鉄やタクシーそして新幹線との連携も取りやすい形にしていく予定。
引用:札幌市
創成川に沿って都心アクセス道路も予定しているため、道内主要都市への車での移動も今よりかなり楽になるはずです。
工事中のバスターミナル機能はどうなるのかは、まだ未発表です。
まとめ
新幹線札幌駅ができることで札幌駅前が大きく変わっていきます。
それに伴って交通結節点としての札幌駅を更に便利にしようと、新幹線からの動線としてJR在来線・地下鉄・バス・タクシーとも連携がとりやすい形になります。
JRタワーが2003年に173mの高さで出来た時には、一気に都会になった気がしました。
でも、新しくできる札幌駅前のタワービルは地上46階、高さ250mもあります。
札幌駅前がどのような景色に変わっていくのか今から楽しみです。
札幌駅前再開発は、2029年秋頃完成予定です。