札幌駅前再開発2028年度完成予定
2022年9月30日で商業施設パセオが閉店し、ますます札幌駅前の再開発が加速しています。
2028年度にはJRタワー(高さ173m)よりも高いタワービル(約245m)ができ、新幹線札幌駅と接続予定。
また、現在のエスタがある場所には今と同様のバスターミナルが再編成の上整備されます。
札幌市としては2030年の札幌冬季オリンピック・パラリンピックの招致を見据えて、「世界へつながる”さっぽろ”の新たな顔づくり」の実現を目指しているんですよ。
周辺も少しずつ都市計画が進められ道路整備や北海道らしい緑化空間の整備等を進めていく予定です。
新しいタワービルや交通結節点となるエスタ跡地にできるビルの詳細をみていきましょう。
札幌駅南口の将来のイメージ
JR北海道は、札幌駅南口の将来のイメージパースを公開しています。
JRタワーの南東側にそびえ立つ新タワービル、エスタ跡地にはガラス張りに斜めに横切るラインのあるスタイリッシュなビルができますよ。
引用:JR北海道
新タワービルの内容をみていきましょう。
・41F~43F 展望施設
・35F~40F 国際水準ホテル マリオットホテル 約200室
・18F~33F、10F~12F オフィス
・10F、14F-17F 宿泊主体ホテル 約300室
・B1F~10F 商業施設・バスターミナル
10階までは、エスタ跡地にできるビルとつながっており、間に「待合アトリウム」を設ける予定。
更に、「駅前広場アトリウム」、「新幹線アトリウム」と広々とした空間が計画されています。
パブリックスペース・交通結節点、観光やビジネスのハブ機能、脱炭素化・強靭化を加味しての設計です。
商業施設の屋上にはスカイガーデンも計画されています。
つまりこの施設から、新幹線・JR在来線・バス・地下鉄・タクシー等各種乗り換えができるということになります。
引用:JR北海道
各アトリウムはガラス張りで光をふんだんに取り込んでいますし、北5条通りにも緑がいっぱいの歩道が計画されており気持ちのいい空間が広がります。
引用:JR北海道
駅前整備とガラスボックスの展望施設
札幌駅前広場から、創成川通まで街の回遊性を考えての歩行者ネットワークがつくられていきます。
これに伴い、地下歩道も利便性がいいように変更箇所が少しずつ増えていきますよ。
41階から43階にできる展望施設には、このビルのアイコンとなるようなガラスボックスも配置されます。
道内随一となる高さとなるわけですから、展望施設はできるものと思っていましたが天候に左右されず景色を楽しめるガラスボックス型の展望施設になるとは考えていませんでした^_^
真冬は特に外にでるのは厳しいですから、その辺を想定して造られるのでしょうね。
もちろん、雪にも窓の曇りにも耐えられる強固なガラスボックスということでしょう。
今後のスケジュールとしては、2023年夏ごろのエスタの閉店後に同建物解体後に新ビル着工となっています。
2028年度竣工予定です。