札幌狸小路に都市型水族館が誕生
札幌の狸小路に建設中の「MoyukuSapporo(モユクサッポロ)」は、2023年夏に開業予定です。
この建物の4階から6階に計画されている都市型水族館「AOAO SAPPORO(アオアオサッポロ)」にペンギンがやってくることがわかりました。
札幌の中心部に水族館ができることはもちろんうれしかったのですが、「都市型」とあるだけにお魚の他、くらげやチンアナゴ等の小さな生物を想像していました。
ですから、ペンギンの展示水槽が設置されるのはとても魅力的です。
「AOAO SAPPORO」の大きな見せ場となること間違いなしで、行きたくなる要素ですよね。

展示水槽の陸場は六角形のブロックの一部が着脱可能で、数や組み合わせを変えることで形状を変更させることが可能です。
ブロックの高さは、飛び跳ねて移動するイワトビペンギンの特性が活かせるように設計されています。
目の前でかわいいイワトビペンギンのダイナミックな行動が観察できますよ。

「イワトビペンギン」ってどんなペンギン?
さて、AOAO SAPPOROにやってくるペンギンは、「キタイワトビペンギン」という種類です。

キタイワトビペンギンは目の上に眉のような黄色の羽毛があるのが特徴で、目の後ろで大きく広がる飾り羽になっています。
頭部の羽毛も長く伸びます。
体長約50-58cmと小型のペンギンです。
岩場で生活しており、両足をそろえてピョンピョンと飛び跳ねて移動します。
他のペンギンと違ってよちよち歩きはしませんし、時々足から水に飛び込むこともありますよ。
一般的な繁殖期は10月から11月で、崖で囲まれた植物が生えているような平地や緩やかな斜面に巣をつくります。
オスは小石を積んで巣をつくりますが、多くの小石を集められるオスほどメスに好かれるそうです。
イワトビペンギンは新札幌の「サンピアザ水族館」や「登別マリンパークニクス」「旭山動物園」でも展示されていますよ。
企画協力のペンギン会議とは
この水槽の企画協力をしてくださったのがNGO「PenguinConferenceJapan」です。
国内に百以上ある動物園・水族館などのペンギン飼育関係者や研究者、保全団体、ペンギンファンが集まって研究発表や情報交換をしているんですって。
イワトビペンギンの特性を考えて、水槽のデザインをしています。
水場は、浅瀬や深場など水深が4段階に分かれており、水流の強弱や向きも変えることができます。
都度、水槽のデザインがかわればペンギンたちも今までとは違う動きをするので、観る側としても何度も足を運ぶたびに楽しめますね。


狸小路にできるモユクサッポロ内水族館「AOAO SAPPORO」内には、”ネイチャーアクアリウム”導入ってプレスリリースされていました。
あれだよね、水槽の中に水草や流木のレイアウトされていて、お魚がおよいでいるキレイなやつー♪
世界で3か所目の常設展示とのこと。
楽しみ🥰 pic.twitter.com/jgsxItfvkg— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) January 23, 2023
まとめ
「MoyukuSapporo(モユクサッポロ)」は地下2階、地上28階、高さ111.55mの複合施設。
商業施設は地下2階から地上7階までで2~3階にはオフィスを併設。
4階から6階が札幌大通水族館「AOAO SAPPORO」が入ります。
7階は屋上庭園、9階から28階が大京のマンション(ライオンズタワー札幌、133戸)という構成です。
水族館にペンギン展示があることで、ますますオープンが楽しみになりますね。
2023年夏開業予定。
狸小路に建設中のモユクサッポロ、囲いがかなり取れて全貌が見えてきましたよー pic.twitter.com/cJUWUBD2SV
— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) February 2, 2023