札幌-再開発

大通Tゾーン札幌駅前通のまちづくり 緑の共有空間が多数 今後の再開発に期待

大通Tゾーン札幌駅前通地区のまちづくり

札幌市は、「大通Tゾーン札幌駅前通地区まちづくり」についての資料を公開しています。

まず、大通Tゾーンってどこのこと?!となると思いますが、住所で言うと以下です。

・大通西3丁目

・南1条西3丁目

・南1条西4丁目

・南2条西3丁目

・南2条西4丁目の各一部

大通公園南側の西3丁目、4丁目付近になります。

大通Tゾーン

この場所を、まちづくりの活動区域として主に力をいれていこうとしているんです。

そしてそのメンバーはもちろんこの地域に根付いている地権者企業の数々。

T ゾーン駅前通沿道地区まちづくり研究会メンバー
札幌⼤通まちづくり株式会社
株式会社 4 丁⽬プラザ
⽇之出商事株式会社
株式会社ピヴォ
株式会社桂和商事
清⽔地所株式会社
株式会社札幌丸井三越
株式会社パルコ
北海道信⽤⾦庫
平和不動産株式会社
株式会社札幌都市開発公社

計画案では、中心商業地ならではの路面の魅力と価値を高め、特徴的な都市空間を創出することを目標に設定しています。

路面電車の沿道に路面型の街並みを形成して交流できる場所やにぎわい、特色のある観光拠点としてまちづくりをしていこうとしています。

土地利用方針には、「まちのリビング」を創出とありますよ。

地下歩道は接続空間や歩行者の動線に活用し、外に出ると自由に快適に滞在できるような共有空間「まちのリビング」がある設定。

ネットで物を買う時代でも、人がくつろげる場所や滞在できる空間をつくることでにぎわいをとりもどそうということのようです。

再開発予定の商業施設

この計画図にあるマップ上で、再開発を予定しているのは4プラとピヴォ周辺です。

4プラは2022年1月をもって営業終了が決まっています。

4Pla
「4プラ」2022年1月で営業終了 周辺ビルも老朽化するも新ビル建設もあり「4丁目プラザ」2022年1月で営業終了 南1西4にある「4丁目プラザ」通称「4プラ」が2022年1月で営業を終了することがわかりまし...

そしてピヴォは詳しいことはわかっていませんが、長年出店していたムラサキスポーツが閉店したり、タワーレコードカフェも閉店、アパレル店も移転、閉店等をしています。

南2西4札幌ピヴォ周辺再開発へ札幌ピヴォ店 周辺一帯再開発の方針 札幌の中心街にあるファッションビル「ピヴォ」は周辺の施設を含めた一帯的な再開発に着手する方針を示し...

周辺のビルも老朽化していることから周辺一帯再開発を検討しているようです。

日之出ビルは1961年竣工のビルで2021年7月末にTUTAYAが閉店し、現在は寂しい状態になっています。

TUTAYA札幌大通店

そうこの辺は、老朽化したビルが多いんですね。

パルコや三越も建物自体は古いものの建替え等の話はまだ聞こえてきません。

でも、おそらく大通の商業施設を一度になくすることはないでしょうから、順にこの大通Tゾーンのまちづくりの詳細が決まってきて、建て替えなどの話につながるかもしれませんね。

北海道信用金庫が入る札幌ゼロゲートは2016年に出来たばかりなのですが、「Foever21」が撤退しその後の「ラオックス」も退店しコロナ禍のこともありなかなか定着していません。

隣に狸小路再開発の大型ビルが誕生する予定です。

 

大通りTゾーン商業施設の今後の変化

令和元年につくられた「まちづくりガイドライン」の表紙に選ばれる街へ大通中心街と書いてあります。

近年は大通の商業施設から札幌駅前の方に人が流れることが多くなったため、大通地区を再生してもっとたくさんの人に来てもらおうとしています。

商業地の型としては、商業施設の中で人を回遊させる「モール型」と中小規模の路面店のつながりで回遊性をつくる「路面型」があるそうです。

モール型 = 札幌駅前商業施設

路面型 = 大通Tゾーン商業施設

札幌駅前とは差別化して独自の魅力を踏まえた街づくりがおこなわれるようです。

まちなか共有空間を充実させる共有空間

中通りを魅力的にする

仲通りを魅力的にする

引用:Tゾーン駅前通沿道地区まちづくりガイドライン

共有空間がたくさんできるというのは、開放感もありますし待ち合わせ場所にも利用でき、且つ緑があることでリフレッシュもできそう。

札幌駅前とは違うまちづくりを予定している大通Tゾーンに期待しましょう。

ランドマークすすきの
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