札幌-再開発

札幌駅前通りの建物変化 再開発・建て替え他 2021年11月現在

札幌駅前通りの建物の変化

札幌都心の様々な場所で行われている再開発や建物の建替え。

現在の札幌駅前通りを歩き、Befor・Afterを見ていきたい思います。

札幌駅前は地下通路があるため新しい建物はほとんどが地下直結となっています。

新しい建物ができることで地下空間も少しずつ増えていく予定です。

ただ、今回は札幌駅前通りの地上の建物をみていきます。

北4西3西武跡地再開発

2009年(平成21年)9月に閉店した札幌西武が解体され、札幌駅前の好立地なのに実に12年もの間、利用されていない土地です。

ここには仮称)ヨドバシ札幌タワーが、地下6階地上35階建てで建設される予定です。

高さは200mで、上からホテル、オフィス、商業施設が入る予定。

地下が6階あるのは駐車場や地下通路直結の動線をつくり、周辺の交通緩和をするためです。

ヨドバシタワー

引用:札幌市

現在は、いままでは何も案内がなかった囲いに「ヨドバシカメラ建設予定地」の表示がありました。

ヨドバシカメラ

長い間使用されていなかった土地なので、いよいよ動き始めるだなぁと考え深い思いです。

ビルの下には地下通路も計画している模様です。

駅前の人の流れが変わりそうですね。

ヨドバシカメラ

2030年までに完成予定としています。

新地下通路

北3西4第一生命ビル建替え

仮称)ヨドバシタワーの斜め向かいにある「札幌第一生命ビル」は建て替え中です。

第一生命ビル

写真:2020年11月撮影 Before

解体

写真:2021年11月撮影 After

現在はほぼ解体が終了しており、2021年11月15日に新ビルの着工予定。

地下1階、地上13階建てのビルが建設される予定です。

2023年度完成予定。

北3西3ヒューリックビル建て替え

ヒューリック札幌ノース33ビル

写真:2019年5月 ヒューリックノース33ビル(右側)

2019年9月には解体がはじまり完全に更地になったものの、しばらく空き地のままでした。

2021年ヒューリックビル

現在は、重機が入り建設をすすめているようです。

ヒューリック

写真:2021年11月撮影 After

地下1階、地上11階建てで、地下歩行空間直結。

2022年度完成予定です。

北2西4北海道ビルも閉館予定

現在はまだ動きはありませんが、北2西4にある北海道ビルも2022年に閉館予定となっています。

北海道ビルは、三菱地所が1962年に建てたビルで老朽化が進んでいます。

当時には最先端の建築技術で、新工法を使い話題になったビルです。

その時代は、冬は雪や凍結が影響するため工事を中断していたのですが、北海道ビルは仮屋根や暖房をつけてはじめて作業し工期が前例のない短期でできたビルとのこと。

北海道ビル

2000年にリニューアルしており、外観はあまり古く見えません。

ビル名の表示や中に入ると昭和感があり、いい意味でとても重厚感がある素敵なビルです。

北海道ビルヂング

井門札幌ビルは外観リニューアル

大通公園の道一本手間で、いつもと何かが違うと気づきました。

北一条通り沿いの「井門札幌ビル」が外観をリニューアルして、前のビルとまったく違うガラス張りになっていました。

井門札幌ビル

写真:2021年1月 before

after

写真:20201年11月撮影 After

こんな風にガラス張りに外観を替えるのを初めて見たので驚きました。

道銀ビル2024年度にも解体へ

大通公園を超えてすぐにある道銀ビルも2024年度をめどに隣の新大通りビルと共に一体再開発予定です。

道銀ビル道銀ビル新大通りビル

地下鉄からの出入り口も複数あることから、少しずつ進めていくのではないかと思います。

札幌駅前通と大通公園が交差する場所の大型再開発は、街を大きく変える場所でもあり大注目です。

2030年には完成する予定。

大通Tゾーン再開発

大通Tゾーンと呼ばれている、日之出ビル、4プラ、ピヴォはまだわからないことが多いですが、近いうちに再開発等が決まってくる場所と思われます。

日之出ビルはTUTAYAが2021年7月末をもって閉店しておりひっそりしています。

TUTAYA閉店

そしてお隣の4プラは2022年1月をもって営業終了予定となっており、ただいま閉店セール中です。

4プラ

そしてピヴォも周辺ビルとともに再開発の話があがっています。

詳細は分かっていません。

ピヴォ外観
4Pla
大通Tゾーン札幌駅前通のまちづくり 緑の共有空間が多数 今後の再開発に期待大通Tゾーン札幌駅前通地区のまちづくり 札幌市は、「大通Tゾーン札幌駅前通地区まちづくり」についての資料を公開しています。 まず...

南2西3狸小路再開発ビル

札幌駅前通と狸小路商店街との交差部に位置する南2条西3丁目にできる再開発ビルは、都市型水族館もできると話題になりました。

地下3階地上28階建てで低層階が商業施設、高層階が分譲マンションになる予定です。

新ビルの4階から6階に都市型水族館ができる予定です。

複合ビルには上から分譲マンション、商業施設で地下街ポールタウン直結です。

2023年夏ごろには開業予定。

m2n3

すすきのラフィラ跡地ビル

そしてすすきの駅目の前の、すすきのラフィラ跡地。

新しくできるビルは地下2階、地上18階建てのビルです。

もちろん地下直結、ホテル、シネコン、商業施設が入り、広場やオープンスペースが造られる予定です。

ラフィラ跡2

引用:札幌市 ラフィラ跡地新ビル 2,3階

2023年冬に竣工予定となっています。

まとめ

札幌駅からすすきの駅までの今の札幌駅前通りを歩いて、主に建て替えのある建物を見てみました。

たった1.3kmの距離の中にこんなにたくさんの建替えや再開発等の変化があるんです。

どの計画も札幌らしい緑を取り入れているところや人流の動線を確保しているところはもちろん、停電時等のエネルギー確保も計画に入っています。

2018年9月にあった北海道胆振東部地震を教訓に強靭なまちづくりをしていっていることもわかります。

10年後は現在とは違う景色になってしまいそうですが、ますます魅力と活力に満ちた街になっていくことと思います。

https://sapporokara.com/2021/09/20/imagezu/