札幌パークホテルとMICE施設を建設
札幌市は、札幌パークホテル(南10西3)敷地内に大規模な展示会や会議ができる、MICE施設を建設する予定です。
計画では、新MICE施設は低層にして、建替えられる札幌パークホテルは高層となる見込みです。
自然豊かな中島公園への圧迫感の軽減などに配慮して配置する予定。
また、自然や緑の環境を活かして、メインホールや展示場のホワイエ空間からは、藻岩山や中島公園のみどりへの眺望を確保しています。
それと共に、中島公園駅へのアクセス向上を図ります。
MICEとは
こういった会議に参加された方々が札幌市内で消費する飲食・宿泊・交通・買い物等に経済効果が見込められることが期待されており、各地にMICE施設ができています。
会議でいらっしゃった方々が、再度、観光で来てくれるかもしれないという相乗効果も期待されているようです。
札幌市が提示しているイメージ図によりますと、施設と地下鉄中島公園駅は接続されています。
また、MICE棟とホテル棟に分けられていますが、通路で行き来できるようになっています。
展示場やメインホール、会議室があるMICE棟では会議場所との行き来がスムーズに行われるようにホテル棟との動線がいくつか設けられるようです。
札幌市内の競合施設
札幌市内にはすでに「札幌コンベンションセンター」という同じく会議やセミナー用の施設があります。
東札幌駅から徒歩8分。
直結ではないけれど駅から遠くはなく、2003年建設の建物ですがとても立派な施設です。
上の写真は日曜日の夕方の写真ですが、人ひとりいませんでした。。
2016年の稼働率は69.7%となっていました。
曜日によって違うのかもしれないですが、本当かなと疑ってしまいます(><)
大ホール、中ホール、小ホール、中小会議室、特別会議室まであります。
こんな立派な施設がありながら、また税金をつかって新MICE施設を作ることに本当に意義はあるのかと思うのは私だけではないはず。
新しい施設ができたらこの札幌コンベンションセンターは開店休業状態になってしまうのでは?!
新MICE施設の機能
札幌市としては、札幌コンベンションセンターよりも大規模な国際会議等を誘致・開催したいということで新MICE施設を建設するそうです。
札幌コンベンションセンターに大規模な展示場がないということも理由の一つとしてあげられていました。
「現存の施設との連携」という言葉も入っていました。
公共交通機関でいこうとすると、ちょっと不便な感じがします。
”連携”は本当?(–;)
でも、新MICE施設を建設するにあたっては環境配慮や避難場所としての提供、中島公園利用者のアクセス動線も考えて設計されているということです。
また、札幌市は北海道大学や札幌医科大学等の学術機関が充実しているので、学術会議の開催にあたって大きな強みがあるということもあげられていました。
札幌市内の大規模な会議は、ほぼ医学分野で行われている模様です。
まとめ
2025年完成予定の新MICE施設ですが、市民からは賛成反対両方の意見がだされているようです。
札幌市の施設としては、札幌ドームは日本ハムファイターズが北広島市に本拠地をうつすことになりこちらの活用方法も考えていかなくてはいけません。
札幌市、課題多しです。
北海道新幹線札幌駅開業(2030年)5年前に新MICE施設が竣工(2025年)する予定です。
交通機関との連携も注目です。
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