中島公園にMICE施設
札幌市は平成22年から「札幌MICE総合戦略」を練ってMICE施設の検討をしてきました。
MICEとは
新聞やテレビでは見たことありますが、まだなじみのない言葉ですよね。
MICE(マイス)とは、
Meeting-企業の会議・研修・セミナー
Incentive-企業による報奨や表彰式・招待会
Convention-国際機関や協会、団体が行う学会や国際会議
Event-展示会や、発表会・見本市
の頭文字をとった名称です。
札幌市はどうしてMICE施設を建てたいのか
なぜ、MICE施設を建てたいかと言うと、会議に出席された方々が市内で消費する飲食・宿泊・交通・買い物等に経済効果が見込められることや、会議で来訪された方が再度、観光で来てくれるかもしれないという相乗効果も期待されているからです。
札幌市での国際会議や全国大会、ビジネスコンベンション等は、年々増加する傾向にあるそうです。
大きい学会では1万人規模のものもあるそうですが、札幌市東区の札幌コンベンションセンターの大ホールの収容人数は最大2500人とのこと。
日本のMICEランキングを見つけました。
札幌市のMICEランキングは2016年現在で7位だそうです。
1位 東京
2位 京都
3位 大阪
4位 福岡
5位 神戸
6位 横浜
7位 札幌
8位 名古屋
9位 奈良
10位 仙台
2015年は札幌は6位だったので順位は落ちています。
私の簡単な言葉でいうと、
「こんなに会議のニーズがあるのに、とりこぼしていたんじゃもったいない。ここでMICEについて見直して、力をいれていけば、きっと札幌へ経済効果があるぞー!!」
ってことだと思います。
建設地が中島公園に決定したのはなぜか
今回のMICE施設が中島公園になったのは、以下の面で決まった模様です
・札幌駅から乗り換えなしでいける交通の便のよさ(札幌駅→大通駅→すすきの駅→中島公園の駅3つ)
・札幌パークホテルと一体で整備ができる
・中島公園に隣接しており美しい自然が体感できる
・ススキノが徒歩圏である
・周辺に宿泊先であるホテルが多い

札幌市は地下鉄中島公園駅とMICE施設を直結する通路を整備する方針のようです。
札幌駅や新千歳空港から、公共の交通機関を使っても、雨や雪にあたることなく施設に到着できるため、利便性と快適性をアピールできますね。
周辺にはコンサートホールkitara、豊平館、天文台、神社、史跡もありますし、少しあるくと豊平川もあり、海外の方に日本の文化に興味をもってもらうにはいいかもしれないですね。
完成予定が2025年なので、まだ、正確な場所や広さ等は公開されていない様でした。