北海道建設会館の閉館が迫る
北4西3の再開発に伴い北海道建設会館の解体がすぐそこに迫ってきています。
1966年(昭和41年)にできた北海道建設会館は札幌駅からすぐの一等地にあり、貸し会議室や有料駐車場があり利用されてきました。
JR札幌駅から徒歩3分、地下鉄さっぽろ駅から徒歩1分、貸し会議室は少人数から198名まで席があり、低料金のため人気。
現在はビル横も裏側(JR札幌駅側)も青空駐車場となっています。
1階にあったタカラスタンダードのショールームはすでに移転しています。
北海道建設会館の1階に入っていたタカラスタンダードショールームがなくなっていました😳
苗穂ヒラクスにお引越ししてオープンしている模様。
建設会館も来年くらいには解体のはず😞 pic.twitter.com/4rq8Q9OPfl— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) March 15, 2023
貸し会議室の予約中止については公式ページで2024年2月末までと案内されています。
北4西3再開発は2028年完了予定となっているので、解体、新ビル建設期間を考えると閉館・解体が迫ってきていることがわかります。
駐車場「スターパークガレージ」は世界にここだけ?!
北海道建設会館内にある駐車場は「世界にここだけ」の形式です。
外から見た目は普通の立体駐車場の様に見えます。
でも、この駐車場は車を入れてお任せするのではなく運転席に乗ったまま駐車階までいくんです。
車ごとエレベーターにのって駐車階まで行ける機械式駐車場は他にないですよね。
その間、くるくると回転して上に登っていくのでちょっとアトラクションの様で人気なんですよ。
そして車が放射線状に駐車する形になりますので、1フロアに12台、9階建てなので合計110台が駐車可能です。
なるべく回転しての駐車を味わいたいということで高層階への駐車希望が多いそうです。
こちらも解体予定なので、この駐車場を利用でくきるのも今のうちですよ。
HBCさんの動画がありましたので引用します。
北4西3再開発
北4西3の再開発は、街区の一帯再開発を目指しており不動産を保有する16地権者が参加しています。
北4西3街区の敷地面積は約1haありますが、そのうち旧札幌西武跡地の約6300m²はヨドバシカメラが保有している土地です。
北海道建設会館の他、札幌駅前合同ビル、交洋駅前ビル、成友ビル、aune札幌駅前ビルも解体となります。
その後に建設される予定なのが、仮称)ヨドバシタワーです。
地下5階、地上32階建て約165mのビルができる予定です。
(旧予定:地下6階、地上35階建て約200メートルのビル)
もちろん地下直結で、地下1,2階は吹き抜けのガレリア空間となり広場ができる予定です。
オフィス、商業施設が入るタワービルになります。
まとめ
2011年にヨドバシカメラが土地を取得した後には旧西武跡地に単独で自社店舗やホテルを併設する複合ビルを検討していました。
ところが奇しくもその翌月2011年3月11日に東日本大震災が発生。
更に、その翌日の2011年3月12日は札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ)が開通しましたが、開通イベント等は自粛。
建設費等の高騰で、再開発の話はいつのまにか消え失せてしまいました。
旧西武デパートの閉店から約15年後に、札幌駅前の一等地がやっと動き始めます。