札幌-建物

すすきのバブル遺産 変わった建物で営業中

札幌のバブル遺産の建物

再開発が活発な札幌ですが、その前にも建物がどんどん建てられた時期がありました。

それはバブル期です。

1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51か月間がバブル期とされています。

この間に好景気になり、それに付随して建てられた建物が札幌にも複数あります。

現在だと色々な条例や規制が入って建てられないような建物が、点在しているんですよ。

札幌市民であれば一度は目にしたことがある建物もあるかもしれません。

南7西4「キング・ムー」

※2023年5月27日に閉店しました。

「キングムー」は1991年にディスコとしてオープン。

2008年に閉店後はしばらく使用されていませんでしたが、2016年にリニューアルオープンしています。

中南米の古代文明を思わせる奇抜なデザインなので、初めて見た人はびっくりしますよね。

キングムー

バブルも終わりかけの頃の建築ですが、当時での建築費が35億だったそうです。

現在は、「KING∞XMHU」(キングムー)」として営業しており、内装も非日常的な空間になっています。

テーマの異なるフロアがあり、分煙フロアも設置し、喫煙者・非喫煙者の両方に配慮して楽しめる空間を演出。

2016年に再オープンした時はかつての若者(40代後半以降?!)も懐かしんで訪れるかたもいらっしゃったようですよ。

バブル時代から建物の継承だけではなく、文化も引き継がれている様でとても良いバブル遺産といえると思います。

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キングムー

 

南7西5「エルカーサ」

ちょうどキングムーの向かい側に位置する「エルカーサ」は、1992年にできた建物です。

(※できた当初は「カラオケ エルサハラ」)

エルカーサ

当時、エルカーサとキングムーを建てたのは同じ企業でした。

「美食カラオケ空間 エルカーサ」は本格料理で少人数から大人数まで収容可能な完全個室がうりのカラオケ。

結婚式の2次会プランなどもできる洗練されたデザインの建物です。

エルカーサ

引用:エルカーサ公式ページ

コロナの影響により、運営会社が破綻し2020年4月に閉店。

その後に、復活を望む方が多くクラウドファンディング等を経て2020年11月に営業を再開しました。

コロナの3波から6波もあり営業を何度も中止するという影響をうけながら2022年3月22日に再び営業再開。

エルカーサ

他にはない空間の演出や食事で長い間すすきので”オンリーワン”を目指しているとのこと。

でも、もうオンリーワンとなっているからこそ復活できたお店だと思います。

南8西4「ノアの方舟」

鴨鴨川のほとりに立つ「ノアの方舟」。

1988年(昭和63年)に建築家ナイジェル・コーツのデビュー作とのこと。

鉄筋コンクリート2階建てで、ギリシャ神話での石化したノアの方舟をイメージした建物です。

ノアの方舟

こちらも突如現れるので驚いてしまうと思いますよ。

ノアの方舟

開業当時はカフェ&レストランしたが現在は炙りやさんで、店舗として利用継続されています。

ノアの方舟

なぜこの場所に建てたのかはわかりませんが、鴨鴨川とノアの方舟の風景はノスタルジックな要素があります。

ノアの方舟

まとめ

「バブル遺産」という言葉は良くも悪くも使われる言葉ですよね。

札幌にはその他にもシャトレーゼガトーキングダムサッポロ(元テルメ1988年開業)やサッポロファクトリー(1989年開業)も時期的にバブル遺産といえるかもしれません。

キングムー、エルカーサ、ノアの方舟は、変わった造形物であったがために今もススキノで大事にされている建物ではないかと思います。

奇抜で個性的だと目を引きますし、その土地の特徴的な建物となりますよね。

それがすすきのに合っていたのかもしれません。

今は溶け込んでいる風景も歴史を追っていくと面白いです。

すすきの遊郭の時代からバブル時代を経て引き継がれているすすきのの色街としての在り方とバブル遺産が融合していまのすすきのがあるのだと思います。

今後もバブル期に建てられた建物を活用していってほしいです。