札幌-建物

札幌の建物 解体・建設から前後の様子を知る 前の建物覚えている?

厚生年金会館解体

札幌市内は再開発が活発ですが、その影で建物の解体が行われています。

再開発ということは、もともと開発され利用されていた場所ということになるので当然その場所で古い建物が解体されていますよね。

解体は、もの悲しい感じもありますが、解体後の新しい建物への期待もあり複雑な気持ちになります。

でも、結構迫力があり、作業しているところを垣間見ると見入ってしまいます。

札幌市内のここ数年で行われた解体や解体後に行われている建設についてあげていきたいと思います。

旧厚生年金会館(ニトリ文化ホール)

様々なイベントを行っていた旧厚生年金会館(ニトリ文化ホール)は1971年に札幌冬季オリンピックの開催にあわせて建築されたものです。

老朽化により2018年には閉館しており、2020年10月頃から解体が始まりました。

ニトリ文化ホール

写真 2018年撮影

厚生年金会館解体

写真:2020年10月撮影

囲いをしてあったのは一部だったため、解体する様がみることができました。

大型建物の解体工事は、中心部では最大規模です。

工期も2年間程度を予定しており、解体終了は2022年3月までの予定。

解体後はMICE施設や札幌博物館の案がでているようですが、未だ決定はしていない模様。

北海道議会旧庁舎

北海道庁赤レンガ庁舎の隣にある北海道旧議会庁舎がただいま解体中です。

議事堂部分は1951年にできたもので老朽化が進み解体の運びとなりました。

議場は馬蹄(ばてい)形をしており戦後の「民主的な形」というコンセプト設計で注目された建物です。

2020年5月には閉館し、新しい北海道議会庁舎に移転しています。

北海道旧議会庁舎

写真:2020年5月

北海道議会庁舎解体

現在は外側に囲いがあり近くまでいって撮影することはできませんでした。

新しい北海道議会庁舎は喫煙室をつくるつくらないでもめ、更に喫煙所なしにしたところ居室での喫煙が発覚したりと変なことで注目されていますが、とてもきれいで機能的な建物なんですよ。

北海道議会新庁舎

写真:新しい北海道議会庁舎

旧HBC社屋

その北海道旧議会庁舎の斜め向かいにあるHBCの旧社屋も解体中です。

囲いがあり中を垣間見ることはできません。

HBC社屋

写真:旧HBC放送局 2020年8月撮影

hbc解体中HBC解体中

跡地には27階建ての複合ビルが計画されています。

工事現場隣には、2020年10月から放送が始まったHBCの新社屋がありますよ。

HBC新社屋

写真:HBC放送局新社屋 2020年8月撮影

その他では「すすきのラフィラ」や北3西4「札幌第一生命ビル」、すすきの交差点の「すすきの交番」も解体中です。

前の建物覚えてる?

南2西3サンデパート跡地で現在もすすめられている再開発事業。

札幌駅前通りと狸小路が交差する場所なので、目に入ってくることも多いと思います。

2019年初め頃には解体がほぼ終わり、現在は地上部分にも骨組みが見えてきました。

m2n3骨組み

写真:2020年11月現在

ここにあったかつての建物を覚えていますでしょうか。

サンデパート

写真:2017年撮影

ドン・キホーテが入っていたビルです。

現在はメガドン・キホーテとなって斜め向かいのアルシュビルに移転しています。

同じ並びにある南3西3千秋庵ビルは2020年8月にオープンしたホテル「ザ・ノット札幌」が入り注目されている建物です。

千秋庵本店ビル外観

写真:2020年3月撮影

この場所にかつてあったのも千秋庵ビルです。

1階にラ・パウザが入っており千秋庵の店舗も現店舗より広く歴史ある造りでした。

旧千秋庵ビル

写真:2017年撮影

更地になったり新しい建物になってから、前はこの場所に何があったのか思い出せないことありますよね。

解体や建設は少しずつ進んでいくものなので当然ではありますが、せっかくなら街の景色が変化していく様子を楽しみたいと思っています。

「札幌クリップ」では、今後も札幌市内の再開発や建物等にスポットをあてていきます。