地下鉄さっぽろ駅を使っていて、 「2番出口はあるのに、1番出口が見当たらないなぁ」って不思議に思ったことはありませんか?
出口案内を見ても、なぜか数字が飛んでいるんですよね。
実はこれ、札幌駅をよく使う人ほど一度は感じる疑問なのですが、詳しい理由まで知っている人は案外少ないんです。
結論からいうと、1番出口がないのは“最初から作らなかったから”ではなくて、街が新しく生まれ変わるなかで、そっと姿を消したからなんです。
そこには、札幌駅が今の姿になるまでの歴史と、これからのワクワクする未来がキュッと詰まっています。

かつて本当に実在した「地下鉄さっぽろ駅・1番出口」
実は、地下鉄さっぽろ駅の1番出口は昔、ちゃんと実在していました。
場所は今の2番出口のすぐ近く(旧札幌西武や、JR札幌駅の南口地下通路へ向かうあたり)です。
当時は地上や周辺の施設をつなぐ大切な出入口として、毎日たくさんの人が行き交っていました。
けれど、札幌駅のまわりはどんどん変化していきます。
JRの高架化が進み、南口の再開発や地下街の整理が行われるなかで、1番出口は役割を終えて壁でふさがれることになりました。
こうして物理的にはなくなったのですが、「1番」という番号だけがそのまま残されたというわけです。
(実は、現在の2番出口案内付近にあるドアのあたりが、かつての1番出口の名残と言われています。)

なぜ番号を振り直さない?欠番のまま残る理由
「1番がなくなったなら、2番を1番に繰り上げればよかったのに」って思いますよね。
でも、出口の番号って実はすごくいっぱいなものと繋がっているんです。
- 駅の案内図や天井のサイン
- 地上の地図や周辺ビルの案内板
- タクシーや待ち合わせの目印
- 行政の避難マニュアルや図面
もし番号をズラしてしまうと、駅の中だけでなく街全体の案内をぜんぶ書き直さなきゃいけなくなって、かえって使う人が迷ってしまうんですよね。
そのため交通局では、「あえて欠番のままにしておくのが一番わかりやすい」と判断したそうです。

実は1番だけじゃない!さっぽろ駅「消えた出口番号」一覧
さっぽろ駅で姿を消した番号は、実は1番だけではありません。
ただ、案内図をじっくり見てみると、完全に使われていない「完全な欠番」は実は1番や12番など、ごく限られた数字だけなんです。
その代わり、今のさっぽろ駅の案内図には面白い変化がたくさん見られます。
- 工事で一時閉鎖中の出口(4番・5番・7番・12番など)
- 枝番にマイナーチェンジした出口(15番→15と15Bなど)
ビルの閉鎖や建て替えで完全に役目を終えた出口もあれば、再開発のために「一時休業中」の出口、使いやすく枝番に進化している出口もあるんですね。
完全に消えた欠番だけでなく、工事中のフェンスや枝番も含めて、さっぽろ駅の出口はまさに「変化し続ける札幌の街のリアルタイムな記録」と言えます。


再開発で「1番出口」復活のチャンス?今後の可能性を予想
一度は姿を消した1番出口ですが、これからの再開発で、もしかしたら新しい形で戻ってくるかもしれないのをご存じですか?
今、さっぽろ駅のまわりでは大きな工事が進んでいますよね。
- 地下鉄南北線さっぽろ駅のホーム増設(東側に新しいホームを作っています)
- 北4西3地区の大きな再開発(旧札幌西武跡地周辺にできるヨドバシなどの複合ビル)
この工事が行われているエリアは、まさにかつて1番出口があった場所のすぐ近くなんです。
地下通路と新しいビルが直接つながることで、こんな未来が考えられています。
- 「1番出口」が奇跡の復活!新しいビルと繋がる出入口として、久しぶりに「1番」の看板が掲げられるパターン。
- 新しい番号(25番〜)が増える!混乱を避けるため欠番はそのままにして、今の一番大きな番号(24番)の続きとして「25番」「26番」と増えていくパターン。
- ビル直結のわかりやすい記号になる!チ・カ・ホのように、番号+ビル名などの新しい表示ですっきり整理されるパターン。
消えた番号がどんな風に生まれ変わるのか、これからの駅の変化を見るのが楽しみになりますね。

出口番号は、札幌の街が生きている証拠
さっぽろ駅はこれまで、
- JRの高架化
- 地下街の広がり
- チ・カ・ホ(地下歩行空間)の誕生
- お店の入れ替わりやホームの増設
こんな風に、50年以上かけて少しずつ姿を変えてきました。
消えてしまった出口番号は、かつてそこにあった賑わいの「残しもの」。
そしてこれから新しくつくられる出口は、これからの札幌の「新しい顔」になっていきます。
今度さっぽろ駅を歩くときは、ふっと天井の案内板を見上げてみてください。
「この欠番の向こうに、昔の札幌駅があったのかな」
「工事の向こうに、どんな新しい出口ができるんだろう」
そんな風に少し想像してみるだけで、いつも通る地下通路が、ちょっと特別な場所に思えてきますよ。
さっぽろ駅の「欠番」は、ただの空白ではありません。それは札幌が成長してきた証であり、これから新しい景色を描くための「余白」なのかもしれません。


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