「手の届く範囲での高級化」が食パンブームを生んだ?!
今や当たり前の様に根付いているパン文化ですが、約35年前の日本の食卓は米の消費量がパンの3倍もありました。
そのうち、朝ご飯の定番メニューに食パンがあがってきて、色々なバリエーションも比較的簡単にできることからさらに普及。
現在は、食パンはいつでもどこでも手軽に手に入ることもあり、日常的に食べられていると思います。
その食パンが高級化することによりブームとなっているのはなぜか。
おそらくは「高いと感じるけれども、手に入らない価格ではない」更には「少し出せばいつもより美味しい食パンを食べられる」というところにブームがきたのだと考えられます。
手の届く範囲での高級化が、女性を中心にピタリと時代にはまったのでしょうね。
札幌の高級食パン店舗をまとめ
札幌にも高級食パン専門店ができはじめて約4年程経ちました。
もちろん、ブーム前から高級食パンと呼ばれて人気があった店舗もありますがブームが始まってからできた店舗をあげてみます。
2017年9月 乃が美はなれ札幌店(中央区南2西27)→公式ページ
2019年1月 乃木坂な妻たち(中央区北6西16)→公式ページ
2019年3月 ベーカリーワンカラット(南区石山1-7)→公式ページ
2019年4月 パン工房あんびしゃす(北区篠路)
2019年7月 ル・ミトロン(中央区大通西24丁目)→公式ページ
2019年10月 嵜本(中央区南13西15)→公式ページ
2019年11月 銀座に志かわ(西区琴似)→公式ページ
2019年11月 はせ川別誂(大丸札幌店地下1階)→公式ページ
2020年7月 暮らせばわかるさ(西区琴似)→公式ページ
2020年7月 僕のパン屋純情セレナーデ(白石区東札幌)→公式ページ
2020年8月 純生食パン工房 HARE/PAN(中央区南16西19)→公式ページ
2020年8月 乃が美 豊平店(豊平区平岸)
こうしてあげてみるとたくさんの高級食パン専門店があります。
高級食パンの老舗ともいえる「おかめや」は創業38年なのでやはりスゴイ存在なんですね。
「角食専門店キューブ」も2016年10月出店なので、北海道ではまだ高級食パンブームにはなっていない時期なので注目されたのは2017年に入ってからだと思います。
北海道内は、道産小麦や道産牛乳の種類も多く、その特徴を活かすための発酵の仕方や製法が研究され様々な美味しいパンが製造されています。
それぞれにこだわりや特徴があり、日常購入する商品として定着してきました。
変わったネーミングの店舗が増えているわけ
上にあげた店舗のうち3店舗が、食パンの専門店を次々とプロデュースしているジャパンベーカリーマーケティングの岸本さん考案の店舗名です。
「乃木坂の妻たち」「僕のパン屋純情セレナーデ」「暮らせばわかるさ」がすべて岸本さんのプロデュースです。
通常のパン屋なら店舗名としないでしょうね。
奇想天外な店舗名とパン屋というギャップが興味をひくのかもしれません。
プロデュースされてた店舗は全国にありますので、おもしろいのをあげてみますね。
「考えた人すごいわ」
「あらやだ奥さん」
「おい!なんだこれは!」
「午後の食パン これ半端ないって!」
「もう言葉がでません」
すべてパン屋の店舗名です(笑)
2020年9月20に帯広市にオープンの店舗も「大地はドラムと優しい麦」というパン屋さんです。
帯広に高級食パン専門店ができるのは初めてのことで期待が高まっています。
高級食パンと変わったネーミングのギャップがうけて魅了されている人も多いかもしれませんが、地産地消や地方創生を考えてのプロデュースです。
写真:「乃木坂な妻たち」の「豊潤な妻」という食パン
札幌のパンやは美味しい魅力的な店舗が多い
札幌市内には食パンのみならず、定番カテゴリーをメインとしたパン屋もたくさん出店しています
クロワッサンやカレーパン、メロンパン、サンドイッチ専門店etc・・。
水にこだわり、北海道産の小麦や牛乳、果物がふんだんに使われたりします。
隠し味があったり、珍しい色だったり変わり種のパンもあります。
関東・関西からチェーン店として出店した店舗もありますが、そのお店独自のパンを販売しているところもあります。
材料である小麦や牛乳の調達が容易であることや関東や関西と比べて家賃が安いこと、人口も多いことから進出してきやすいということもあり激戦区となっているのだと思います。
札幌に住んでいて良かった♪と思いつつ、”太る”という言葉と葛藤しながらこれからも市内のパン屋さんを訪れたいと思っています。
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