複合ビルへ生まれ変わる!大通の新しいランドマークを先取り解説
「PIVOT跡地って、これからどうなるの?」
そんなふうに気になっている方も多いのではないでしょうか。
いま大通エリアで進んでいる「札幌ダイビル再開発」は、単なるビルの建て替えではありません。
これからの大通、そして札幌の街のあり方にも関わってくる、少し大きな転換点になりそうなプロジェクトです。
この記事では、以下のポイントを市民目線でわかりやすく解説します!
- PIVOTの歴史と“街の記憶”
- 再開発で誕生するビルの概要(ホテル・商業施設など)
- なぜ今、この場所の開発が注目されているのか(ダイビルの戦略)
- 現地目線で気になる「OYOYO通り」の仕掛け

■ PIVOTはどんな場所だった?約50年続いた“街の記憶”
今回の再開発の舞台となる場所には、とても長い歴史があります。
もともとは1960年代末に「中心街ビル(のちの西川ビル)」としてスタートし、百貨店の丸ヨ西川が営業。
その後1970年代からは「ダイエー札幌店」となり、長く市民の買い物を支えてきました。
そして1995年に、ファッションビル「PIVOT(ピヴォ)」として生まれ変わりました。
PIVOTは約30年にわたって営業し、札幌の若者文化やトレンドを支えてきた存在です。
当時の大通は、
- パルコ
- 4プラ(4丁目プラザ)
- PIVOT
が並ぶ、いわばファッションの聖地でした。 その中でもPIVOTは、少し個性的で感度の高いショップが多く、「ちょっとおしゃれな人が集まる場所」という印象を持っている方も多いはずです。
そんなPIVOTも、建物の老朽化や周辺の再開発の流れもあり、2023年に惜しまれつつ閉館。役割を終えることになりました。
ただ、その跡地は単なる空き地ではなく、長い時間をかけて札幌の「街の記憶」が積み重なった場所です。
だからこそ今回の再開発には、「次の時代の街をどうつくるか」という重要な意味が込められています。

■ 札幌ダイビル再開発はいつ完成?2027年がひとつの目安
現在の計画では、新しいビルの完成は2027年4月末ごろを予定しています。
2024年から解体・建設工事が始まり今まさに変化の途中です。
立地は大通駅すぐ、駅前通に面した中心地。
人の流れが最も多く、街の印象を左右する場所だからこそ、大通の新しいランドマークになることが期待されています。
これから数年で、大通の景色や人の流れが少しずつ変わっていくのを肌で感じられそうです。

■ 何ができる?ホテル・オフィス・商業が一体になった複合ビル
新しく誕生する「札幌ダイビル」は、地上19階・地下2階建ての複合施設です。
- 上層(10〜18階): ホテル
- 中層(3〜8階): オフィス
- 低層(地下2階〜地上2階): 商業施設
という構成で、「泊まる・働く・楽しむ」が一つにまとまります。
注目は、ラグジュアリーなブティックホテル「TRUNK(HOTEL)」が札幌に初進出すること。
観光客や高感度な人々が集まる、新しい拠点になりそうです。
また、オフィスフロアは大通エリア最大級の規模になると言われており、ここで働く人の流れも一気に変わりそうです。
ちなみに建物のデザインは、「ダイビルが届けるギフトボックス」をイメージした外観コンセプトになっているそうですよ。どんな“箱”が開くのか今から楽しみですね。

■ 表と裏で楽しめる街に。「OYOYO通り」のユニークな仕掛け
この再開発で、個人的に特にワクワクしているのが「街の歩かせ方」のつくりです。
駅前通に面した“表側”は、ブランドショップが並ぶ洗練された通りになる一方で、ビル北側の「OYOYO(オヨヨ)通り」に面した“裏側”には、小さなお店が軒を連ねる路地裏のような空間がつくられます。
かつてPIVOTの裏口側やOYOYO通り周辺が持っていた、どこか雑多でカルチャー感のある雰囲気を、現代的な形で継承しようとしているのが素敵ですよね。
この“表と裏”の仕掛けによって、
- ふらっと寄り道して歩きたくなる
- 新しいお店を発見する楽しさがある
- 何度も訪れたくなる
そんな、単に綺麗なビルが建つだけではない「歩いて楽しい街の魅力」が生まれそうです。

■ なぜこの開発が注目される?ダイビルの「静かで熱い」戦略
ここで少し、ビジネス的な視点にも触れてみます。
このプロジェクトを進めている「ダイビル」は、もともと大阪や東京を拠点とする大手デベロッパーです。
今回の札幌ダイビルは、彼らにとって札幌での本格的な大型開発のスタート地点(第1号案件)となります。
最初はPIVOT跡地の取得から始まりましたが、そこから周囲の土地との共同開発へと計画が広がり、結果として地区全体のルールづくり(都市計画)を引っ張る形になりました。
さらにダイビルは、札幌駅側の再開発への参画も発表しています。
つまりこれは、「単にビルを1棟建てる話」ではなく、ダイビルが札幌の街作りに深く根を下ろす動きの始まりなんです。
業界内でも「物静かだけれど、非常に確実で戦略的な進出」と注目されている理由がここにあります。
■ 大通はどう変わる?札幌のこれからを考えるヒントに
最近の新幹線延伸に伴う再開発では「札幌駅周辺(サツエキ)」ばかりが話題になりがちですが、大通エリアも札幌の歴史と文化の中心として欠かせない場所です。
今回の再開発は、「大通の持つポテンシャルと魅力を、もう一度引き出そうとする動き」とも言えます。
新ビルは地下街ポールタウンと直結し、地下から3階までは繋がりを持たせた「まちのリビング」のような空間も構想されている模様です。
また、ビジネス面でも大きな動きがあり、ビル内には日本リージャス株式会社によるコワーキングスペースやビジネスラウンジを備えた「高付加価値オフィス」が2027年6月にオープン予定となっています。
完成すれば、
- 人の流れ(お買い物ルートや通勤)
- 出店するお店の顔ぶれ
- 街での過ごし方
が、これまでとは少し違う新しいスタイルへと変わっていくかもしれませんね。

■ まとめ|PIVOTの場所から、新しい街へ
多くの市民に愛され、札幌のトレンドを発信し続けてきたPIVOTの跡地。
そこは今、ただ新しくなるだけでなく、「これからの札幌の歩き方」を提案する場所へと生まれ変わろうとしています。
2027年の完成に向けて、この場所がどんな風に景色を変えていくのか。
日々変化していく大通の様子を、これからも楽しみに見守っていきたいですね!
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