北海道議会庁舎建築中
北海道議会庁舎は、現在改築中で2020年1月に竣工予定となっています。
現在も工事は続いており、外観が見えてきました。
完成イメージ図
新議会庁舎はユニバーサルデザインを導入し広々と
旧道議会庁舎は昭和26年に建設された建物で、老朽化が著しく耐震性が不足しているため建て替えが決まりました。
議場の面積は47都道府県では、24番目の広さなのに一座席のスペースが最小でした。
他の府県議会に比べても、一席当たりの面積が全国最小の様です。
また、傍聴席や通路の幅が狭く、急こう配であることが指摘されていました。
会議室は第11会議室までありましたが、大きさや人数がバラバラで使いにくい状態。
更に、傍聴者は地下階段を通って入場する構造になっていたり、急こう配の傍聴席に手すりがなく高齢者や身障者等が入りにくい構造となっていました。
以上の様な問題点をふまえ改善し、新庁舎では議場内の席も傍聴席も広々、ユニバーサルデザインを導入して誰もが利用できる親しまれる庁舎を目指しています。
もちろん耐震やセキュリティに対する安全性も考えられていますよ。
議会庁舎内の喫煙所問題
現在、北海道内のニュースであげられているのが新北海道議会庁舎内の「喫煙所問題」です。
1階のエントランスホールは一般に開放されるとしていますが、その1階か屋外に1つと議員控え室の近くに喫煙所の整備案があがっていました。
「道民の模範となるべき議会は、完全禁煙にするべきだ」
「時代錯誤も甚だしい」
という様な批判や反発の声があがっています。
改正健康増進法では、学校や病院、行政機関庁舎では敷地内は禁煙とされています。
でも、議会や裁判所は、そこには含まれずホテルやオフィスビルと同様で喫煙所を造ってもいいんですって。
公的機関はすべて禁煙が原則だと思っていましたが違うんですね。
引用:厚生労働省
上記の図を、現在建設中の道議会庁舎周辺の図に示すと以下に様になります。
現在の状況はというと・・・
この建設中の北海道議会庁舎敷地内にプレハブの喫煙所があり、そこに北海道職員の喫煙者と議員が使用している様です。
喫煙所がそこにしかなかったら、道職員の方もそちらに行くのはわかりますが、健康増進法もこうしてみると変な気もしますね。
ちなみに今あるプレハブの喫煙所も工事後は撤去される予定です。
まとめ
議員や道職員の愛煙者にとっては、厳しい問題なのかもしれませんが
新議会庁舎を「誰もが安心して訪れる場所に」と考えているのであれば禁煙にすべきではないかと私も思います。
たばこを吸われる方はだんだんと肩身が狭くなっていってしまいますね・・
飛行機内がたばこの煙でモクモクしていた時期もありましたよね。(全面禁煙化が完了したのは1999年の4月)
たばこ嫌いの私にすると、とても良い環境になってきたとは思いますが、吸い殻が捨ててあったり喫煙okのお店に入ってしまい後悔することも多いです。
2020年に向けて受動喫煙防止法案があがっており、「禁煙エリアに灰皿などを設置した施設管理者に50万円以下」、「禁煙エリアで喫煙した人に30万円以下の罰則」等があるようです。
喫煙が吸わない人に影響を与えなければ好きな人は吸えばいいのではと思いますが、実際に健康被害やニオイに対しての不快感があるのでその辺の考慮をしてほしいと思います。
北海道議会内の喫煙所は健康増進法では造ってもいいのだからではなく、時代の流れなども考慮の上喫煙所の有無を考えてほしいです。