「すすきの市場」と「すすきのゼロ番地」
札幌の歓楽街すすきののど真ん中に、「すすきの市場」があります。
住所で言うと南6西4の交差点で、かなり老朽化がすすんだ公団住宅の下が「すすきの市場」になります。
この公団は、北海道で最古の公団みたいですよ。
昭和33年(1958年)に建設されたから、もう築61年。
すごい昭和感。
すすきの市場には、すすきのにある飲食店の方が買い物にくる場所で、営業開始も朝10時からと市場にしてはかなり遅め。
でも、すすきのは夜の街ですからね、昼間はお客も少なくて当たり前。
入口も歴史を感じさせます。
右側は飲食店が入っている「すすきのゼロ番地」の入り口です。
まだ昼間なので、こちらはまだ営業している店舗はなさそうでしたよ。
なぜすすきのゼロ番地というのかは不明。
この中に駄菓子屋があるということで来てみたのですが・・・ほんとにあるの?!
駄菓子屋藤川菓子店
細長い通路には、鮮魚店や惣菜店、生花店や花屋があり一部営業中という感じ。
すすきのにあるお店の方が購入していくってことは、どれも質がいいものを扱っているんでしょうね。
13時頃にいったのですが、店舗はほぼ準備中の様でした。
この奥の方に、駄菓子屋さんみつけましたよ。
「駄菓子屋藤川菓子店」は、すすきの市場ができた昭和33年からテナントとして入り、長い間すすきのの街で営業してきました。
店主のおじいさんは90歳。
後継者はいないけど、頑張ってお店を残していけるよう営業しているんですよと優しく話していらっしゃいました。
ニコニコしながら、娘に量り売りのお菓子を試食させてくれましたよ。
量り売りのお菓子は、すすきののスナックや飲み屋さんのおつまみやお通しとして、購入していく方が多いそうです。
私もすすきののどこかの店舗内で、「藤川菓子店」のお菓子をいただいていたのかもしれません^^
まとめ
雑居ビルに囲まれたすすきのの真ん中で、急に昭和でレトロな建物が現れる感じです。
昼間に行ったのでわかりませんが、夜は周りはきっとネオンがいっぱいでしょうから昼間以上に異空間なんだろうなと想像できます。
築60年以上建経っているのに解体という話が浮上しないのは、土地や建物の所有権が複雑になっていて手のつけようがないというのが実態らしいです。
興味を持った方は、なくなってしまう前に早めに見に行った方がいいかもしれないですね。
下の店舗は人の出入りがあるからともかく、すすきのアパートの方はかなり老朽化が進んでおりちょっと足を踏み入れるのは怖かったので行っていません。
でも、かなり格安物件みたいです。終電を気にしなくていい格安物件をお求めの方には良いかも。
ある意味、すすきのの別の顔を見られるディープな場所かもしれませんね。