レジ袋がゴミ袋になりリサイクル
札幌市ではプラスチック製品の削減をはかるためにレジ袋を購入した後に指定ゴミ袋となる実証実験を予定しています。
マイバックの利用は普及してはいますが、忘れた時や持っていない時にレジ袋を購入するという方も多いと思います。
その袋を再利用せずに捨ててしまったり、ため込んでしまったりということもありますよね。
それをリサイクルするという目的でスーパーで購入するレジ袋が札幌市内でのゴミ袋として利用できるようにする実証実験です。
たしかにスーパーで購入するレジ袋がゴミ捨て用の袋と一緒であればリサイクルしますよね。
札幌の指定ごみ袋は黄色に黒字ですが、同じ配色で札幌市に在中の学生にデザイン募集をし最優秀賞と優秀賞が決まりました。
引用:札幌市
最優秀賞はかわいらしいシマエナガを描いてありエコな感じがいいですね。
この作品が実証実験で用いる専用してゴミ袋のデザインに採用されます。
募集は2024年夏の間に行われ、親しみやすいデザインや環境にやさしいイメージをテーマとして、Adobe Illustratorでの作品としました。
現在の指定ごみ袋20Lと同様の大きさで、デザインは25cm×25cmの大きさになります。
採用されたデザインの指定ごみ袋は、札幌市の一部店舗にて実際に販売することが予定されていますよ。
実証実験は2025年2月頃から行う予定。
プラスチックごみ問題
プラスチックごみは地球環境ア生態系、人間にさまざまな悪影響を及ぼす問題として取り上げられリサイクルの促進や使い捨てプラスチックの使用を減らすことが推奨されています。
マイバックやマイボトル、マイ箸等という言葉は今では普通に使用しますが、少し前にはなかった言葉です。
日常の中でも紙ストローだったり、プラカップが紙コップになったりしていますね。
日本はプラスチックゴミの量が世界2位ともいわれています。
手軽で耐久性に富み、安価に生産できることから製品だけではなくビニールや発泡スチロール等放送や梱包にも使用されています。
世界中で年間800万とんの海洋ゴミが発生しており、2050年の海は魚よりゴミが多くなる?とも言われています。
一人一人が向き合っていかなければいけない問題でもありますね。
札幌はゴミ処理料金が高い?!
札幌は指定ゴミ袋が高い?!と言われていますが、それは北海道全体にいえることなんです。
反対に北海道内の札幌以外の方が札幌に越してきた場合は簡単で楽に感じるかもしれません。
どういうことかというと、ゴミ収集のコストが関係あります。
昨今の問題であげられてはいますがゴミ収集の担い手不足やゴミ収集車の移動距離が広い分燃料費がかかるということ。
また、ゴミ処理施設の老朽化がすすみ管理費用が増大しているためともいわれいます。
首都圏などは人が密集している分、ゴミ収集場所も移動距離が少ないということになります。
また、ゴミ処理施設によっては焼却炉の種類によって焼却できるものできないものがあり各自治体で対応をかえなければなりません。
それがその地域のゴミ分別ルールとなるわけですね。
まとめ
札幌にあるモエレ沼公園は足元に270万トンのゴミが埋め立てられている場所です。
公園内には美しい景色が広がり、知らなければ足元にゴミが埋められているなんてまったくわからない素敵な公園です。
彫刻家のイサム・ノグチさんが「人間が傷つけた土地をアートで再生する」と設計に取り組んだ公園なんですよ。
このように自然環境を守るためにも札幌市はゴミ処理問題について力を注いでいます。
最近では、北海道コカコーラボトリング株式会社と提携してペットボトルの一部を資源循環型リサイクルとして再利用することになりましたよ。
「ボトルtoボトル」というそうです。
今回のレジ袋がゴミ袋に使用できるというリサイクルもとてもいい取り組みだと思います。