北海道の指定ゴミ袋は高い!
札幌の指定ゴミ袋は高いの?安いの?と疑問に思ったので調べてみました。
ゴミについて注意したいことの一つに、自治体ごとに異なるごみ捨てのルールがあります。
場所によっては指定のごみ袋があり、有料と無料の違いもあります。
札幌の有料ゴミ袋は、以下の4種類です。
・5リットル 10枚入100円
・10リットル 10枚入200円
・20リットル 10枚入400円
・40リットル 5枚入400円
この金額は、北海道外から転入してくる人にとっては高い金額なんです。
私も東京から札幌に戻ってきた時は、「こんなに高くて、分別が面倒だった?!」と思ってしまいました。
東京の私が住んでいた区ではすべて無料だったので、なおさら高いと思ってしまったんですね。
北海道内の札幌以外の方が札幌に越してきた場合は、逆に分別が簡単で楽に感じるかもしれません。
北海道内の指定ゴミ袋はなぜ高い?
北海道内の指定ゴミ袋は全国的に見ても高額
なんです。
その大きな理由は、人口減少や高齢化ということに関係があります。
人口減で多くの自治体の財政が厳しいということや、ゴミ収集の担い手不足、老朽化が進むゴミ処理施設の管理費用等が増大しているためです。
更に北海道では広大な面積や積雪の影響で、コストが割高になるということです。
なるほど、東京は人が密集している分ゴミも集まりやすいですが、北海道は広い分移動するごみ処理車のガソリン代や人手も必要になるということですね。
札幌だけではなく北海道内のどの地域も試行錯誤していますが、今後も有料ゴミ袋の価格は高くなっていくことが予想されます。
もちろん、このままではいけないと問題定義をして札幌でも色々な施策を行っていますよ。
家庭ゴミの処分コストを下げる方法
北海道内ではゴミ処分コストは高いですが、工夫すれば解消できることもあります。
小型家電や紙やペットボトル等のリサイクル用品は各区役所やスーパー等に無料の回収ボックスがあります。
まだ使用できるものはメルカリ等のアプリやリサイクルセンターに持ち込むのもありです。
札幌市内には「じゅんかんコンビニ24」が15カ所あり、こちらではゴミを分別して捨てるとポイントが貯まり、クオカード等がいただける仕組みですよ。
大家族だとゴミも大量にでますから、こういった施設を活用するとゴミがお金💰となって戻ってくるのでおすすめです。
じゅんかんコンビニについては、ゴミ袋のパッケージにも書いてあります。
また、札幌市では「家庭ごみ有料化の減免制度」というものがあります。
札幌市在宅高齢者等・重度障がい者、2歳未満の乳幼児がいる世帯は紙おむつゴミがたくさん出るためゴミ袋を無料で配布しています。
札幌市内でボランティア清掃をしている方には、指定のボランティア清掃袋が配布されていますよ。
北海道内の様々なゴミ袋
有料ゴミ袋にマイナス要素が感じられますが、扱っている自治体によって独自性が表れているという面白い現象もあります。
デザインに凝ったり、多言語に対応したり、最近ではエコに配慮したりしているものも登場しています。
例えば、東北や北海道には黄色のゴミ袋が多いのですが、理由は雪が積もっても目立つので収集しやすいし、黄色をカラスが嫌うので生ごみを荒らされにくいからという理由だそうです。
札幌のお隣の小樽市は、外国人のために5か国語で分別が書いてあります。
日本語・英語・中国語・韓国語・ロシア語の5カ国語。
札幌では「燃やせるごみ」小樽では「燃やすごみ」等の書き方の違いもありますね。
北斗市や七飯町は、色とりどりのゴミ袋があります。
それだけ分別が大変ということになりますが、自然を大切にしていることやゴミ処理コストが分別することで下がり、リサイクル率が上がるということが考えられます。
実際に北斗市の市税は全国でも低い方です。
形状やデザインにも各自治体の独自性が表れているというのも、面白い見方ですね。
実際にコレクターもいるそうですよ。
まとめ
札幌の有料ゴミ袋は全国的にはコスト高ですが、北海道内では平均的な価格ということがわかりました。
ゴミを分別したり廃棄したりする清掃工場の機能にもゴミ袋価格の違いがでているようですね。
自分が子供の頃は中身がわからないような黒いゴミ袋でゴミを捨てていました。
ゴミの問題化が進んだ1990年代から有料ゴミ袋が出てきましたが、今や当たり前のようになってきましたね。
ゴミがまったくでない家庭は存在しないので、ゴミが多ければ、その分指定ゴミ袋代もかさみます。
ゴミを最小限にするためにエコバックを持ち歩いたり、分別をきちんとしてリサイクルゴミに出す等できることからやっていこうと思います。