札幌-その他

札幌のオフィス稼働率は減少傾向 それなのに下がらない出社率

オフィスビル

オフィスの稼働率は減少傾向

札幌のオフィス市況は、新型コロナによる外出自粛やテレワーク推奨等により需要の勢いが例年に比べてゆるやかに低下しています。

過去にさかのぼって順にみていきます。

・2019年12月に統計開始以来初めての空室率1%(オフィスがかなり不足!)

・札幌市が「オフィス建設促進補助金」や「ビルの容積緩和」をしてビルの建て替えに関する補助制度を整備

・札幌オリンピック(1972年)の時期に建てられたビルが多く、ちょうど建て直しをするビルが非常に多いことが勢いにつながり多数の計画があがる

・コロナウイルス感染拡大の影響でオフィスを手放す企業がではじめてきた

・2020年12月のデータでは札幌のオフィスビル空室率は2.66%

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オフィスが増えていく一方で、解約や縮小をする企業が増えています。

足りないと思ってオフィスをつくったもののコロナの影響で稼働率が減ってしまうという残念な結果となっています(><)

オフィスビル

写真:S-BUILDING札幌大通 2020年11月竣工



オフィス需要の形が変わる

市としてはこれから生産年齢人口が減っていき働き手が少なくなっていくことを見越して、若い人の確保に力を注いでいます。

コールセンターやIT企業を道外から誘致して「札幌市コールセンター・バックオフィス促進補助金」等でコールセンター運営をサポートしているのも施策の一つ。

人材を確保しつつオフィスビルも造っていくという感じですね。

また、コロナの影響で道外から道内に移り住む方が増えてきたのを人材確保の好機ととらえている模様です。

 

一方で、企業側としてはオフィスの必要性を見直すところがでてきて、オフィスを手放す企業もあります。

人数が多い大手企業であればあるほどオフィスの面積が広くとっているので、縮小したり解約したりという企業が多いようです。

いままでの需要とは逆に狭い面積の「レンタルオフィス」「シェアオフィス」「サテライトオフィス」等は脚光を浴び増えています。

面積が小さいため空室率への影響は小さいものですが今後もコロナの影響がある限り面積の小さなオフィスは増えていくかもしれません。

アフターコロナで今後できるオフィスビルもいままでとは違う形式やレイアウトになっていくと思われます。

コクヨ→コロナにより働き方が変化する時代のオフィスづくりとは

Uchida→テレワークが急増!アフターコロナを見据えたオフィスづくり 

オフィスコム→アフターコロナのオフィスづくり

大同生命札幌ビル

写真:大同生命札幌ビル

北海道の出社率は何故下がらないのか

ちなみに北海道はコロナウイルスの影響を受けてからも他の都道府県に比べて出社率があまり下がっていません。

私も毎日地下鉄に乗っていますが、コロナ前と後で混み具合は大きく変わらないことを体感しています。

出社率

引用:ニッセイ基礎研究所

このグラフはオフィス出社率と新型コロナウイルスの新規感染者数の関係を表しているものです。

人口密度も関係してきますが、北海道の出社率は関東圏や関西圏に比べて下がっていないのがよくわかります。

それは第三次産業(小売業やサービス業)が多いためと考えられます。

人に関わるお仕事は、テレワークは難しく出社しないと収入が得られないものが多いですよね。

オフィスの使用率と出社率と業種、コロナ感染者の数。

私はうまく説明できないのですが、なんだか関連づけられそうですよね。

(参照:北海道の第一次産業が4.7%(全国1.2%)、第二次産業が17.6%(全国26.5%)、第三次産業が76.9%(全国71.6%)<※2017年度(平成29年度)のデータ>)



今後のオフィスビル稼働予測

オフィスが足りない状態(2020年3月現在)だった頃にオープンした大同生命ビルは満室でした。

2021年は2つの大型オフィスビルオープンをひかえています。

・2021年6月 THE PEAK SAPPORO(貸室面積約3,100坪)
・2021年8月 京阪北10西3北オフィス計画(貸室面積約1,800坪)

ホテルや店舗は建設中止や見直しに入っている所もありますが、オフィスビルは今後も建設計画はたくさんあります。

需要は全くなくなることはないので、今後はどうなるのか不透明なところです。

自分としては、一時は稼働率が下がるものの、1年後には稼働率の増加(空室率の低下)と予測します。