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北海道新幹線、どこまで時間短縮できるか-次世代新幹線とは

北海道新幹線はやぶさ

3/16のダイヤ改正で北海道新幹線の時間短縮

JR北海道とJR東日本は、2019年3月のダイヤ改正で北海道・東北新幹線の「新函館北斗駅から東京までの時間が最速3時間58分」になることを共同プロモーションを実施する予定です。

 

この短縮により、乗車時間は以下になります。料金は変わりません。

新函館北斗駅から東京まで  3時間58分  22,690円

新函館北斗駅から仙台まで  2時間26分  17,310円

新函館北斗駅から新青森まで   57分   7,260円

新幹線料金は、「運賃」+「新幹線特急料金」の総額です。

運賃+特急料金=新幹線料金※上記の料金にグリーン車分は含まず


時間短縮できる理由

国土交通省は、北海道新幹線の青函トンネル内での最高速度を、高速化する方法を話し合う有識者会議を開いて検討していました。

トンネル内ですれ違う貨物列車のコンテナが風圧で破損する恐れがあるため、ダイヤ調整などですれ違いを回避すれば、高速走行できると考えたからです。

今回は4分の短縮ですが、JR北海道は2018年6月の経営再建案で、東京~札幌間の所要時間を4時間半程度に短縮させる方針を盛り込んでいます。

東北・北海道新幹線を走るE5系電車の「はやぶさ」は最高速度が320km/hですが、この最高速度で走っているのは宇都宮~盛岡間だけだそうです。

所要時間を短くするためには新車両だけでなく線路の改良や風圧の測定、周辺環境への配慮など莫大な費用がかかるため全路線を最高速度というわけにはいかないんですね。

 



次世代新幹線の研究開発

JR東日本が1993年開発の試験電車「STAR21」の試験走行で最高速度425km/hを記録しているそうですよ。

2019年春の完成に向けて製造中のE956形試験電車「ALFA-X」も、試験最高速度の目標は「400km/h程度」とされています。

次世代新幹線の研究開発は「安全性・安定性」「快適性」「環境性」「メンテナンス性」をコンセプトとしています。

1号車が東京寄りの先頭車、10号車が北海道寄りの先頭車です。

試験車両はE956形式と名付けられた10両編成で、愛称は「ALFA-X」。

こういった研究開発によって、時間短縮していくんですね。

 

試験車両は2019年5月に完成予定となっています(2018年10月JR東日本ニュース)

北海道新幹線の札幌開業が予定されている2030年度までに、新型車両での営業運転開始を目指しています。

東京から札幌間を4時間切りしたら

東京~札幌間で「4時間切り」を実現できれば、飛行機の利用者が新幹線にうつってJR北海道の経営を改善できるかもしれませんね。

当面は「4時間半程度」を目指し、将来的には「4時間切り」を実現できるかどうか、注目です。

もしも飛行機も新幹線も同等の費用で同じくらいの所要時間あれば、新幹線を選択する人が増えてくると思います。

飛行機は、搭乗までの時間や移動時間、荷物検査等を考慮したり天気等による欠航を考えると北海道は特にリスクが大きいですしね。

時間短縮も注目ですが、運賃も注目ですね。



まとめ

3月16日から、東京 – 新函館北斗間を最短3時間58分で結ぶ予定で、東京 – 北海道間が最短3時間台で結ばれるようになります。

北海道、東北、首都圏で10種類のポスターをつかってプロモーションしてく様です。

また、青函トンネル内での携帯電話利用可能エリアも順次拡大していくそうですよ。

時間短縮への第一歩、注目していきたいです。

 

 

それにしても、次世代新幹線のイメージ車両がカッコいい!

新幹線ファンじゃなくても心躍ります♪