八軒の公務員宿舎跡、大規模宅地開発から数年。2025年現在の景色の移り変わり

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琴似・八軒の巨大公務員宿舎跡地はどう変わった?再開発の歩みと2025年の今

札幌市西区八軒。JR琴似駅からほど近いこの場所に、かつて広大な「公務員宿舎」が立ち並んでいたことを覚えているでしょうか。

この記事は2020年に公開したものですが、その後もアクセスが絶えません。

かつての宿舎を知る方々が懐かしみ、そして新しくこの街に住む方々が、その歴史に興味を持ってくださっているのだと感じます。

今回は、2017年の解体から始まり、2025年に一つの完成形を迎えたこのエリアの変貌を、改めて振り返ってみたいと思います。

かつての「琴似公務員宿舎」という巨大な街

JR琴似駅から徒歩わずか2分。

そこには昭和44年から平成9年にかけて建てられた、全37棟・1182戸という驚異的な規模の公務員宿舎が存在していました。

しかし、時代の流れとともに老朽化が進み、そのうち15棟は長い間、国有地として放置されていました。

当時の様子を思い出すと、まるでそこだけ時間が止まったような、どこか「廃墟」を彷彿とさせる独特の静けさが漂っていたものです。

この巨大な空間が動き出したのは2016年10月のこと。

北海道財務局による落札を経て、2017年3月から一斉に解体が始まりました。

2017年から2020年へ:景色が「一変」した4年間

解体開始からわずか数年で、八軒の空は一気に広くなりました。

2020年9月時点の記録では、すでに街の骨格が出来上がっていました。

クリーンリバーフィネス琴似ミッドステージ(143戸): 2020年6月に竣工し、新たな住民が街に活気をもたらしました。

坂泌尿器科病院: 2020年9月1日に北区から移転開院。駅近の利便性を活かした地域医療の拠点となりました。

撮影:2020年9月13日撮影

当時はまだ、JR琴似駅前のタワーマンションを背景に、新しい建物と古い街並みが入り混じる「変化の途中」の面白さがありました。

戸建て分譲宅地の完成と、街の成熟

宿舎跡地の一部は「1工区〜4工区」に分けられた大規模な戸建て分譲地となりました。

三井ホーム、北海道セキスイハイム、スウェーデンハウスなど、名だたるハウスメーカー11社が参画。

最小180㎡から最大258㎡という、駅近としてはゆとりのある区画が販売され、瞬く間に完売となりました。

あれから数年が経ち、現在は植栽も育ち、美しく統一感のある住宅街として完全に定着しています。

小学校、保育園、スーパー、病院がすべて10分圏内に揃うこのエリアは、子育て世代にとっても理想的な環境となりました。

八軒変貌写真

撮影:2020年9月13日撮影

2025年、農試公園の全面リニューアル完了

そして、この記事で「2025年までに段階的に改修」と触れていた農試公園が、ついに全面リニューアルを完了しました。

ちゃぷちゃぷ広場の刷新: 夏場に大人気の水遊びエリアがより安全で楽しく生まれ変わりました。

トンカチ広場や遊具の充実: 建物内での工作や、最新の遊具など、冬でも楽しめる工夫が凝らされています。

周辺道路の整備: 懸念されていた渋滞対策として、周辺の道路環境も以前よりスムーズに整えられました。

かつての宿舎群があった頃の「静かな廃墟感」はもうありません。

しかし、農試公園や発寒川の自然、そして駅前の利便性が融合した今の八軒は、当時私たちが想像していた以上に、豊かで活気ある街へと進化を遂げました。

新旧の景色が入り混じっていたあの頃の風景は、今はもう心の中にしかありませんが、この記事が「あの場所」を懐かしむ皆さんの記憶の架け橋になれば幸いです。

 

 


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坂泌尿器科

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