北海道の人口減少幅は全国で最大
2023年1月1日現在の日本の人口は初めて全都道府県で前年より減少
日本の人口は「約1億2,242万人」となり約80万人減少となりました。
当然、北海道の人口も減少となりました。
しかも減少幅は全都道府県の中
北海道の人口は前年比で4万3774人減少し、全国8位の513万9913人(外国籍の方も含む)。
日本の総人口の約4.1%を占めています。
ランキングは以下
札幌も人口減が続く「多死社会」へ
札幌の人口はずっと増え続けていましたが2021年に280人減少し、戦後初めて人口減少を記録しました。
今回のは2022年分の統計なので2年連続で減少ということになります。
更に札幌市内すべての区で自然減となりました。
(人口自然減→出生より死亡が多く人口がマイナスになる)
社会増(転入と転出の差)となっているのはいるのは中央区と西区のみ。
死亡が多いのはもちろんコロナの影響もあったと思いますが、札幌の人口ピラミッドからみても高齢化が顕著なため当然のことともいえます。
現在、70歳代の「団塊の世代」とその子供世代である「団塊ジュニア世代」がピークとなっており、人口の多い世代が寿命を迎えると「多死社会」が訪れます。
札幌は出生数が15%も減少したんですって。
市内に病院は増えていますが、出産を扱う病院は減少していますしね。
未婚率、晩婚、お給料が変わらないのに物価高💦
国が異次元の少子化対策をしても出生数が増加に転じることはまずないというレベルにまで達してしまいました。
人口減になるとどうなるか
すでに人手不足といわれている業界も出始めていますが、どの職種にも人手がたりなくなってきます。
また、地方の過疎地では過疎化が進行すれば問題がでてきます。
活気がなく住みにくい土地になってしまうと、さらなる人口減少を招くという悪循環に陥ります。
そうならないように各自治体がなんとか街を盛り上げようと、魅力ある街づくりをしているんですね。
2023年1月1日の住民基本台帳で日本国内で約80万人の人口減少と発表があった時に、「山梨県民全員(約81万人)くらい」と言い換えられて話題となりました。
でも、30年後には北海道、九州、四国分の人口減とも言われています・・・。
2056年には総人口が1億人以下になると予想されています。
まとめ
札幌市の人口は北海道内の37.8%を占めています。
その理由は北海道内の中では医療機関がたくさんありサービス高齢者住宅もあるので道内の札幌以外の場所から高齢者が転入してきます。
また、人が集まるところに雇用が産まれるので働く人の転入増もあります。
学校が多いことで進学や就職のために若者が転入することもあるでしょう。
更には道外の方からの人気も相まって、旅行で札幌を訪れた方がいずれ移住したいと考えていたり、実際に札幌に移住したりという方も多いです。
教育・医療・福祉・文化・自然のどれをとっても政令指定都市である札幌は、魅力的にうつるのでしょうね。
それでも人口減少がはじまっているということは、上記以外の人にもアピールしなくてはいけません。
それはどこの市町村も考えていることなので人の奪い合いのようなものですね・・・。
札幌市は、新幹線延伸やビル建て替え時期をチャンスとして、たくさんオフィスビルを建てて企業を招致したり助成金を出したりしています。
今後も人口は減っていく可能性の方が高いですが、なんとか人口をキープすべく施策をしています。
街も変わり人も代々うけつがれていきます。
私たちの子孫にはどんな札幌の街を残していけるのでしょうね。