札幌-再開発

オフィスビル建設ラッシュで札幌の人口減少解消のキーポイントとなるか

札幌のオフィスビル建設ラッシュ

札幌市は賃貸オフィスの需要があるものの不足が続いています。

新規進出企業や市内企業の拡大に欠かせないオフィスビル不足を懸念して2020年には「オフィスビル建設促進補助制度」を創設しました。

ちょうどビルの建て替え時期になりそうなタイミングで補助金を出せば建て替えが活性化しますよね。

そしてもちろん建物だけでは意味がないので、道外の企業に札幌をアピールし、ビジネスの拠点にしてもらおうとしています。

企業誘致スローガンは、「大札新」(ダイサッシン)としています。

大札新

ロゴにオフィスビルが入っていて、両端の文字が太く支えとなって力強さを感じます。

「大札新」についての札幌市の説明ページはコチラ

札幌の強みというと、北海道の人口の45%が札幌圏に住んでいるということや、人口の60%の人が生産年齢であるということもあります。

求人倍率も他の都市と比べると低いので人が集めやすいのがわかりますね。

求人

建物も新しく、人員確保も他都市よりも楽、さらには本社機能移転促進補助金やコールセンター・バックオフィス立地促進補助金等もでており道外からの進出企業にはとても魅力的なんです。

札幌が人口減に入ってしまったため、それならば道外の会社を誘致してもらい北海道経済を活性化していこうという考えです。

ヒューリック高さ
ヒューリック札幌ビル建て替え中、2棟のビルを後から連結一体化ヒューリック札幌ビル建て替え中 札幌駅前通り北3西3にある「ヒューリック札幌ビル」が建て替え中です。 ビル名を言ってもピンとこな...

再開発で完成予定の札幌のオフィスビル

これからの札幌の再開発で近々にできるオフィスビルをみていきましょう。

北4西4 D-LIFEPLACE札幌2023年5月竣工予定

第一生命ビルがD-LIFEPLACE札幌に生まれ変わります。

2階から13階がオフィスフロア。

天井は2.8mを確保して、明るく開放的なリフレッシュスペースありです。

チ・カ・ホと地上をつなぐオープンスペースも設置され活気の感じられるオフィスビルです。

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写真:2023年1月撮影

2023年5月竣工(予定)

地上13階、地下1階

北6西1オフィス計画2023年8月竣工

北6西1にはガラスファサードのオフィスビルが夏に完成予定。

外観は、雪や氷の美しさやきらめきを表しており、北海道の気候と風景をイメージしています。

最新の設備や技術を駆使して、省エネルギーに配慮したプロジェクトです

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引用:札幌市

JR「札幌」駅、地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ」駅

2023年8月(予定)

地上13階、地下1階

北1西5計画2024年2月竣工

北1西5には「ハイアットセントリック札幌」が入り、ホテルを中核としたオフィスビルが完成予定です。

3階から16階がオフィスで1フロアを最大10分割できる広さ。

地下1階から地上2階にはアトリウム・テナント専用ラウンジなどができます。

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旧HBC跡地に米ホテル「ハイアットセントリック札幌」が2024年春オープン予定「ハイアットセントリック札幌」が2024年オープン 旧HBC跡地である北1西5は、26階建ての複合ビルが建設中です。 新しい建設...

地下鉄「大通」駅 徒歩6分、JR「札幌」駅 徒歩10分

2024年2月(予定)

地上26階、地下2階



オフィスビルだけではない居心地の良いまちづくり

企業が進出してきて雇用がうまれ、たくさんの人が居住したあとも、快適で過ごしやすいまちづくりをしようと新たな時代に向けた都心まちづくりをすすめています。

移動しやすい街

駅やバスターミナル、新幹線、地下鉄等、札幌駅前の交通機関をつなぐ交通結節点を札幌駅前につくる。

バリアフリー環境や駐車場、駐輪場の拡充、次世代モビリティの普及も見据えています。

ビジネスに強い街

道外から本社機能の誘致の他、様々な業種に対応できるオフィスを設置予定。

産官学民一帯でスタートアップ企業への投資や育成、事業化への支援機能を導入。

生産年齢人口の減少で北海道経済活力が低くなることを問題視しています。

災害に強い街

胆振東部地震におけるブラックアウトの経験を踏まえて、積雪がある冬の大規模災害でも機能する街を目指しています。

一時滞在場所や備蓄倉庫を街中にも確保していますよ。

 

東京のオフィスビル「2023年問題」

東京都心では頃中で定着したテレワークの影響によりオフィスビルが空室だらけになることを「2023年問題」というそうです。

再開発は先を見込んで行われるものですが、コロナという見知らぬものに設計、施工の段階では気づけなかったため、2023年は竣工予定のオフィスビルが前年比の約3倍の供給量になる模様。

新しいビルができれば既存オフィスから新築オフィスへ移転する企業が増えるため、既存オフィスの空室リスクが深刻。

これを解決するためにオフィスビルの用途転換方法が考えられていますが、移住用マンションやSOHOオフィスにして収益物件にするだけでは難しいところもあるそうです。

今後は、満員電車で通勤する人口は減ることが予想されています。

まとめ

東京はオフィス過剰、札幌はオフィスが足りない状態。

コロナの影響で在宅ワークが増えて、オフィスを縮小したり地方に開設する企業がでてきました。

札幌は今後も2030年に向けて複数のオフィスビルができますが、官民一体で企業誘致をしていきます。

再開発で街が大きく変わっていきますので、それに伴って入ってくる人々や企業もどんどん増えていく予定です。

でも、現在の東京みたいにオフィスビルが空室だらけになるなんてことが将来おきないとは限らないですよね💦

人口増、経済の活性化ももちろん大事ですが、本当に大丈夫?なんて一市民ながらも感じております。