札幌の交通機関、地下鉄・JR・新幹線・航空機は今後どうなるの?-札幌市総合交通計画



札幌市総合交通計画の概略

札幌市では、「札幌市総合交通計画」の改定作業が進められています。

交通機関は、札幌市民はもちろん観光客にも直結している交通計画は、2012年に策定されましたが現状をふまえて改訂版の素案が公開されています。

地下鉄、鉄道(JR)、路面電車、バス、タクシー、自家用車、飛行機、新幹線、をハード面(施設整備)とソフト面(活用・運用等)から色々な施策を考えている様です。

私たちの生活に直結しているのに、札幌市の今後の計画は知る機会は多くないと思うので簡単に書いていきます。



札幌地下鉄は環境整備に注力

利用者は増加傾向で、赤字はありますが経営状況についても収支は改善傾向にあります。

エレベーターの増設やエスカレーターの設置、案内表示や券売機の多言語化といった環境整備に力を注いていきます。

外国人観光客の増加、超高齢社会への対応が大きな課題となります。

また、老朽化している駅や施設については徐々に改装していく予定です。

「地下鉄南北線ホーム増設予定」、「東豊線延伸については消極的」です。

東豊線は清田区延伸の話がありましたが、清田区の人口が減ってきていることが一因となっているようです。

札幌地下鉄延伸はあるのか-清田区延伸の可能性

鉄道(JR)は新幹線に期待

地下鉄に次いでJR北海道の利用率が高いですが、採算がとれているのは新千歳空港-札幌間のみの様です。

JR北海道は札幌圏を含む道内全ての線区で赤字となっており、鉄道収入以外のホテルやマンションの不動産業にも力をいれだしています。

鉄道の方は、「駅舎のバリアフリー化や交通結節機能の強化」「快速エアポート輸送力の増強による新千歳空港とのアクセス強化」が今後行われていく予定です。

2030年には北海道新幹線が札幌延伸予定です。

JR北海道の経営ビジョンで札幌駅前再開発計画もイメージ

札幌市電は延伸に前向き

札幌市電も同じく赤字ではありますが、地下鉄と同様で「案内表示等の多言語化」や「停留場のバリアフリー化」「低床車両導入など路面電車のLRT化」を中心に進めていく予定です。

2015年にループ化しましたが、少子高齢化や人口減の影響を受け乗車収入は減少しています。

でも、かねてから延伸を検討していた案には前向きな素案となっていました。

「都心」「創成川以東」「桑園」の3地域への延伸検討を継続すると明記あり。

「経営基盤の強化や安全管理体制の維持・継続、新たな事業者による柔軟な事業展開を図ることで、路面電車を将来世代へ継承する」

ということです。

札幌の市電、赤字でも延伸するの?!

 

バスターミナルは再整備が実現予定

札幌駅前の再開発に伴いバスターミナルも再整備される予定です。

更に、乗り継ぎ機能の強化やバリアフリーにも力をいれていきます。

また老朽化したバスターミナルを維持するために改修していかなくてはいけません。

札幌中心部のバスターミナルは札幌駅前再開発でが再整備される他、大通東1丁目再開発でも計画があります。

大通東1地区の再開発計画が公開-2018年8月現在

航空機は丘珠空港を活用して国内線を増便へ

丘珠空港は新千歳空港よりも札幌都心に近いですが、滑走路の距離が短いため飛べる飛行機が限られるそうです。

他にも問題はありますが、それらをクリアすれば国内便を飛ばすことができるかもしれません。

課題はありますが、丘珠空港をネットワーク拠点として利用できれば北海道の観光にも影響がでてくると思います。

今後の展開に期待。

札幌丘珠空港が増便できない理由 今後の利活用について

新幹線は工事が遅れ気味

2030年に北海道新幹線が札幌に延伸予定です。

2019年からトンネル着工したもののトンネルの掘削土にヒ素や重金属が含まれていることがわかり、受け入れてくれる土地がないことから工事は遅れ続けています。

開業時期が遅れる可能性もあります。

また、航空機の競合するための時間短縮の問題もあります。

北海道新幹線、どこまで時間短縮できるか-次世代新幹線とは

まとめ

総括すると札幌市の交通機関は”赤字”ですし、今の時点は人口減等で大幅な増収を見込むことは難しいです。

でも、高齢化社会へ向けてのバリアフリーや外国人観光客に向けての多言語化、老朽化した施設の改修などをおこなっていかなくてはいけません。

安全安心なまちづくり、暮らし、観光、広域連携、環境負荷と様々な面で考慮し進められています。

交通道路も都心アクセス道路計画が検討されています。

札幌市は、交通機関それぞれが連携して「シームレスな交通」を目指しています。

引用:札幌市

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