※2019年当時の記事です
除夜の鐘が撞けるかはお寺による
大晦日の風物詩「除夜の鐘」ですが、ここ数年は近隣からの苦情により中止されたり、時間をずらして鐘をならすお寺が増えている様です。
除夜の鐘は、大晦日の深夜から元旦にかけて、人間が持つとされる108の煩悩を鎮めるために108回鐘をつくものだといわれています。(所説あり)
遠くからゴーンと除夜の鐘が聞こえると、なんとなーく心地よく心穏やかに新年を迎える心の準備ができる気がします。
NHKの紅白歌合戦が終わり11時45分からの「ゆく年くる年」が始まると、今年も終わるんだなぁってしみじみします。
まぁ、途中でジャニーズカウントダウンにチャンネル変更しちゃうことも多いんですけどね(笑)
除夜の鐘はどなたでも撞くことができるようなお寺もありますが、今現在はお寺によって違ってきているようです。
札幌ではそれほど多くありませんが、一般人が除夜の鐘がつけるお寺をあげてみます。
浄土宗 新善光寺
新善光寺さんは毎年どなたでも鐘がつけるのですが、2021年はコロナ真っ最中で僧侶だけで撞いたそうです。
2022年は感染対策をしてくれた人のみに撞いてもらったそうですよ。
そして今回の除夜の鐘もどなたでも撞けます。(感染対策は常識ですね)
2022年12月31日の23:45分頃からつきはじめるそうですよ。
例年は23時半頃から列ができはじめ整理券が配られていたようです。
でも、108回ですからね108人までですよー。
グループや家族でいくと複数人で1回になってしまうこともあるようです。
そしてなんとライブカメラで撮影し配信もされるようです。
曹洞宗瑞圭山 浄国寺
浄国寺も西区にあります。
最寄り駅は二十四軒駅ですが、歩くと30分程かかってしまいます。
毎年23時45分より除夜の鐘つきが始まります。
108人の方までです。
こちらも住職がブログやSNSをやっているので、情報チェックですね。
光明山 福住寺
除夜の鐘は、大晦日の除夜法要を務めた参加者全員が鐘をつくことができます。
毎年23:30からとなっています。
配布される整理番号券がお楽しみ抽選券となるそうです。
その年初めての運試し、楽しい企画ですね。
除夜の鐘が中止されたお寺
2019年に大覚寺(だいかくじ)(札幌市東区北10条東11丁目)の除夜の鐘について30件の苦情が入り中止となりました。
100年以上続いていた伝統行事がなくなってしまったそうです。
ニュースでは、「日本の文化をなくしていいものか」
「近隣住民のクレーム30件より続けてほしい人の声に耳を傾けてほしい」
等いろいろな意見があった模様です。
私も、「100年ということは周辺の方はお寺があるとわかっていて移り住んだはず。」
「1年に1度の1時間くらいを我慢できないくらいなのだろうか・・」
と思いましたが、どうやらこれは
「年末に大騒ぎして迷惑行為をする方が集まってくるので、うるさいから除夜の鐘をやめてほしい」ということだったようです💦
2019年には「除夜の鐘うるさい?から中止」という報道がされてしまい話が独り歩きとなってしまった模様です。
除夜の鐘は小さなころはワクワクしたし、大人になってからは感慨深く感じたことの方が多いと思います。
また再開できるといいですね。
まとめ
お寺の公式ページ以外に住職がブログやSNSをやっているのは今時ですよね。
また除夜の鐘は撞くけれども、一般人ではなくお坊さんが撞くというお寺もたくさんあります。
108回ではなく何度でもO.K.というところもあり、煩悩も数え切れないほどあるのかも・・なんて思いました。
ご近所のお寺に梵鐘(ぼんしょう)があるのでしたら、問い合わせてみるのが一番早いかもしれませんね。
何か願掛けがあったりするとよいスタートになる気がします。
札幌の12月の最低気温は約マイナス7度です。
除夜の鐘を着撞きに行こうと思っている方は、厳重な防寒対策が必要です。
あたたかくしてお出かけください。
私は・・・美味しいもの食べてお酒飲んで寝る派です(笑)