札幌-その他

札幌市地下鉄の南北線のみエスカレーターが少ないのはなぜ?!

札幌市地下鉄のエスカレーター数

札幌市の地下鉄は「南北線」「東西線」「東豊線」の3経路。

各駅のエレベーター数とエスカレーター数は以下

南北線 エレベーター33基 エスカレーター17基  出入口63か所

東西線 エレベーター58基 エスカレーター117基 出入口104か所

東豊線 エレベーター37基 エスカレーター115基 出入口67か所

引用:札幌交通局「札幌の都市交通データーブック2022」より

明らかに南北線のエスカレーターが極端に少ないのがわかります。

「それは当たり前だろう」とすぐ察しがつく方もいらっしゃると思いますが、その理由は一番最初につくられた地下鉄だからです。

おそらくエスカレーターがないのが当たり前の時代に南北線がつくられたのでしょうね。

また、南北線には地上駅があるからという理由もあるかもしれませんね。

地上駅

それぞれの路線の開業日や1日の乗車人数(令和3年データ)をみていきましょう。

南北線 1971年(昭和46年)開通/ ホーム120m     / 1日約17万人

東西線 1976年(昭和51年)開業/ ホーム150mor170m / 1日約19万人

東豊線 1988年(昭和63年)開業/ ホーム114mor150m / 1日約11万人

地下鉄南北線はとてもたくさんの方が利用しています。

南北線ができた時代は、地下鉄だけが注目され階段でも良かったのかもしれませんが、高齢化が進んでいる今はエレベーターやエスカレーターが必要ですよね。

でも、既存駅には、余裕のある空間が無くなかなかエスカレーター設置ができないと考えられます。

改札口

SAPICA
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地下鉄50年、経年劣化も改修工事がほぼ凍結

南北線が開業してから50年経ちました。

1972年の冬季オリンピック開催に向けて、競技会場のある真駒内までのバスに代わる観客輸送が目的でつくられました。

日本では、東京、大阪、名古屋に次ぐ全国4番目の地下鉄として注目されたんですよ。

当時は全駅に自動改札機を設置するなど最先端技術が用いられて脚光を浴びました。

今では雪国の大都市札幌として、市民の足になっていますね^^

一方で、施設の老朽化が進み人口減少で利用者も減り、多額の赤字になってきているのも確かです。

札幌交通局は職員を削減し、2017年に東豊線をワンマン運転に切り替えたりして2006年に黒字化を達成。

その後、コロナの影響で外出自粛となったことで運賃収入が減り再度赤字に転落。

厳しい状況がつづき、予定されていた各駅の改修工事もすすきの駅以外は凍結されている形となっています。

すすきの駅

今後の工事予定

エスカレーターの設置もそうですが、エレベータも老朽化が進んでいます。

長引く半導体不足もありますが、エレベーター、エスカレーターをバリアフリー化しつつリニューアル工事をしていっています。

南北線さっぽろ駅では、ホームが1つ(島式)に上下線の乗客が多いことで混雑が常態化しています。

乗り換え駅でもあるので今後も利用者が増えると見込んでおり、北4西3の再開発ビルとをつなぎ改札を1か所新設する予定です。

増設ホームの北側、南側にそれぞれ階段とエスカレーターを設けてJR方面へのアクセス向上もはかる予定です。

島式から相対式
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まとめ

地下鉄の改修工事は、どうしても乗車人数が多い駅から始めるので札幌の中心部である

さっぽろ駅、大通駅、すすきの駅が中心のものになります。

でも、他の駅でも待ったなしで老朽化は進んでいるので取り組んでいかなくてはいけません。

また、私の勝手な推測ですが、マンションやオフィス等の建物は駅の近さを重視しますが、エキナカの施設も重視しているのではないかと思います。

駅は毎日使用する方もいるのでエレベーターやエスカレーターがあるかないかというのは結構重要だと思います。

それも加味して建物を建てると考えると東西線・東豊線の方が優れていますよね。

南北線よりも東西線の沿線に分譲マンションが多くなって乗車人数も増えているのはそのような理由もあるのではないでしょうか。

今後も少しずつですが地下鉄駅のリニューアル工事は進んでいきますよ。

南北線ホーム
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