札幌-再開発

第一生命ビル建て替え「D-LIFEPLACE」へ 2023年5月開業予定

新第一生命ビル

第一生命ビル建て替え新ビルの全貌が明らかに

兼ねてから解体、新ビル着工としていた札幌駅前通りにある第一生命札幌ビル跡地の新ビル全貌が発表されました。

地下1階、地上13階建てで地下歩行空間直結です。

新第一生命ビル

引用:札幌駅前通りまちづくり株式会社

名称は「D-LIFEPLACE 札幌」。

白い上品な外観で中に入ってみたいなと思わせるような美しいビルですね。

このイメージですと隣の日本生命札幌ビルとも色が似ている感じですね。

地下1階と地上1階は店舗、2階から13階はオフィスとなります。

チカホからのオープンスペースを確保

チカホ直結というのは札幌駅前通りにできているビルはスタンダードになりつつあります。

そんな中で、D-LIFEPLACEの大きな特徴としてはチカホから直結したオープンスペースがあるということです。

チカホ内でも様々なイベントが行われていますが、人だかりなどができても通路確保をしなくてはいけないので制限がありました。

1日に約12万人もの人が行きかうチカホですから、急いでいる人もいますしイベント等で人の流れを妨げるようなことはできませんし、音の問題もありますね。

そこでD-LIFEPLACEはチカホと直結にした上で、一階まで吹き抜けのオープンスペースができます。

オープンスペース

引用:札幌駅前通りまちづくり株式会社 チカホ側

自然の光や緑が感じられる快適なオープンスペースで、施設利用者や観光客はもちろん札幌市民も利用することができます。

劇場型の空間構成を活かした新しいスタイルなので、地域イベントがしやすくなる他、ライブイベントや展示会などのアートイベントにも利用できると期待が高まっています。

災害時には、このオープンスペースが避難者の受入場所にもなるとのこと。

(収容人数約 100 名、72 時間の非常電源対応)

2階から上のオフィスも窓側に柱がなくレイアウトがしやすいようになっているため、コロナ禍においても利用しやすいイメージです。

D-LIFEPLACEは2023年5月開業予定

旧第一生命ビルは2020年度に解体が始まり、2021年には新ビルの着工となりました。

規模もありますが、他の建て替えに比べるととても早い進み具合だと思います。

第一生命ビル札幌

写真:2019年11月撮影

解体

写真:2021年11月撮影 ほぼ解体終了時

D-LIFEPLACE

写真:2023年2月撮影

札幌駅前通りの生命保険会社ビルの建て替えは、この旧第一生命札幌ビルですべて完了となります。

・2006年 日本生命ビル

・2015年 明治生命安田札幌ビル

・2017年 札幌フコク生命越山ビル(シタッテ)

・2020年 大同生命ビル(ミレド)

札幌駅前周辺の再開発

新ビルD-LIFEPLACEの向かい側のヒューリック札幌ビルも建て替え予定ですし、斜め向かいの北4西3仮称ヨドバシタワーもこれから再開発に入る予定。

札幌駅前南口側はパセオが2022年9月閉店、エスタが2023年夏頃閉店を発表したのでその後の工事となるでしょう。

札幌駅北口は、新たなホームを増やすべく鉄道工事の真っただ中です。

札幌駅北口

札幌駅北口から5分の第一合同庁舎の隣の街区北8西1では高層マンションが建築中。

k8n1

札幌駅前通りを含む札幌駅周辺は今後数年で大きく景色が変わります。

パセオ看板
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