札幌-再開発

すすきのラフィラ解体が開始、新たな複合施設を予想

ラフィラの解体開始 新ビルの内容とは

すすきのラフィラが閉店して1か月程経過しましたが、

早々に6月25日から解体を始めるべく囲いがされはじめました。

ラフィラ囲い

そんな中で、建て替え後の新ビルについても東急不動産からニュースリリースがありました。

「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」として進めていくそうです。

すすきの交差点に面していることや、地下鉄すすきの駅と駅直結という利便性を生かして多様な時間の過ごし方を提案する複合施設を計画。

ホテル、シネマコンプレックス、商業店舗からなるビルを建設予定です。

他の建物から考えると、高層階がホテル、中層階がシネコン、下層階が商業店舗となるのではないかと思います。

新ビルを地権者企業から予想

新ビルを手掛ける地権者企業から新しいビルを勝手に想像してみました。

 

ホテルは、地権者の1企業が東急不動産ホールディングスグループであることから東急系のホテルで間違いないでしょう。

東急系列のホテルは全国に47カ所あり、札幌市内には「札幌エクセルホテル東急」 と「札幌東急REIホテル」があります。

札幌東急REIホテルはラフィラと同じ並びで隣の街区にあり、建物は築40年程です。

もう少しすると建て替えの話もでてくるかもしれません。

それを見込んで同じ並びに東急系列のホテルが並ぶのは不自然な感じがしますので、ラフィラ跡地新ビルにホテル開業をすることにしたのではないでしょうか。

東急グループは、ホテル以外にも住宅や開発、運営の他、太陽光発電や風力発電もしていることから、再生可能エネルギーを使用しての複合施設を様々なノウハウを活かして運営していくのではないかと考えます。

中層階のシネマコンプレックス。

注目すべきは北海道初進出のTOHOシネマズです。

映画のみならずコンサートや演劇、スポーツのライブビューイングも行う模様。

札幌市内にはコンサート会場が足りないと言われていますし、すすきのであれば分かりやすく行きやすいので需要ありそうですね。

また、多様なニーズに応えて大作洋画、邦画をはじめ単館系といわれるアート作品等様々なラインナップで上映予定。

他の映画館と差別化されるようなものが取り入れられれば、更に注目度も増しますよね。

繁華街ですから夜に人が多くなるすすきのでしたが、映画館なら老若男女が時間を問わず人が集う場所となるので良いと思います。

 

そして下層階は今までもあったイトーヨーカドーが入る予定です。

周辺にスーパーがないことから、ここがなくなっては困るという声も多かったようです。

地権者の1社がアインファーマシーズであることから「アインズ&トルぺ」も必ず出店するでしょう。

また、地権者の1社である札幌の企業株式会社キタデンは、建物設備や警備・テナント管理が専門の会社の様です。

今後の新ビルのテナント管理等を担うものと思います。

新ビルは、2023年中の竣工を目指しています。

重層的な空間と緑があるビルへ

札幌市の地区計画によると歓楽街として魅力ある都市空間の形成を図ることに力をいれる模様です。

観光や市民生活を充実させる歓楽街づくりや、交通の結節点としての役割ももたせるとあります。

もちろん災害に強いエネルギーネットワークの形成も欠かせません。

ホテルが入ることで旧ラフィラよりはかなり高いビルになるでしょう。

すすきのラフィラ跡

引用:札幌市

地下鉄駅直結ということもあり、重層的な歩行者空間ということから地下からの動線や買い物、飲食店への動線を確保して回遊ネットワークが高いビルになりそうです。

また、にぎわいを創出する広場を各所に設けることで緑化もすすめていくのではないでしょうか。

すすきのの入口となる場所なので外観も他の場所にあるビルとは違うものになっていくのではないかと期待しています。

すすきの入口