パセオは2022年9月で営業終了
「パセオ(PASEO)」は札幌駅地下にある商業施設で札幌市民であれば知らない人はいないでしょう。
2021年3月に突然「2022年9月にて営業終了」という発表があり注目されました。
最初は長期休業ということで報道されましたが、少ししてから完全閉店と訂正されました。
パセオは札幌駅高架下の商業施設として1981年に開業、2011年に全面リニューアルしています。
地上1階と地下1階の東西に広がっており、「paseo WEST」「paseo CENTER」「paseo EAST」に分かれており、札幌市営地下鉄東豊線さっぽろ駅への連絡口があります。
閉店してしまうまであと少しありますが、目的の店舗以外はゆっくり見たことがないので歩いてみました。
パセオの印象的な場所
私はJRをつかうこともありますが、JR札幌駅東改札をでたすぐの場所にあるパセオウエスト「宮越屋珈琲」は、パッと目に入りパセオであると認識する場所です。
改札を出てすぐのホッとできるカフェ。
足が向いてしまいます。
パセオウエストは飲食店街になり、地下1階の真ん中あたりにオシャレなベンチがありますよ。
ベンチの前に1階に上るエスカレータがあるのですが、ここのデザインがインパクトあります。
床のレンガが一定じゃないというところが、またおもしろい。
地下1階をウエストからセンターへ向かっていくと空間が開け「テルミヌス広場」があります。
2011年にリニューアルした時にできたもので、イベントを行える場所でもあります。
現在はイベントはやっていないようですが、休憩や待ち合わせのスポットとして利用されており落ち着いた空間が心地よい場所です。
この彫刻は「テルミヌスの森」といって滝川出身の彫刻家/デザイナーである五十嵐威暢さんの作品とのこと。
木材の様にみえますがテラコッタ(粘土を焼いてつくる)作品なんですって。
荘厳な雰囲気と様々な形の柱に、木漏れ日があたっているようで森を感じることができます。
「テルミヌス広場」にある「テルミヌスの森」以外にも「テルミヌスの記憶」や「テルミヌスサウンド」という演出も別場所にあります。
「テルミヌス」は、ローマ神話における境界の神とのこと。
テルミヌス広場が、パセオ内の地下センターにあると目印の様な役割をしているということかな。
パセオセンター1階には、「テルミヌスの森」がもう一つあります。
森の木々や植物が成長していく様子を表しているそうです。
まとめ
普段は店舗しか見ていませんが、店内を歩いてみるとたくさんのアート作品があることがわかりました。
JRタワーのアートガイドがあるのでこちらを見てアート作品を探して楽しむのもいいですね。
パセオは2022年9月30日(金)に閉店予定です。
これらの作品がどうなるのかはわかりませんが、なくなってしまうのは惜しいですね。
未だ新しい店舗が続々オープンしている人気のパセオ。
パセオの営業終了まであと約1年程。
北海道新幹線札幌駅の工事に伴うものなので、致し方ないですがパセオ以外の場所もどんどん変わっていきます。
もしかすると新しくオープンする商業施設にパセオの片りんを残してくれるかもしれないですね。