札幌の商業施設閉店まとめ
2023年8月31日で札幌駅前にあった「札幌エスタ」が閉店しました。
札幌市はたくさんの再開発が進められており、これまでも商業施設がいくつも閉店してきました。
商業施設内に入っていたテナントが路頭に迷い、店自体を辞めてしまったり他の支店と統合したり、更には場所を今までとは違う場所にうつしたりと様々です。
1972年のオリンピックを目標に建てられた建物が多いため、老朽化を迎えるのも同じころとなったため相次いでの閉店となりました。
新しくオープンした商業施設もありますが、今回は閉店した商業施設にスポットをあててまとめてみました。
札幌エスタ-2023年8月31日閉店
記憶に新しいところから参ります。
2023年8月31日、札幌駅前南口にあった「札幌エスタ」が45年間の営業の末幕を閉じました。
地下にはお惣菜があり、イートインスペースもあり私たちの胃袋を満たしてくれました。
ビックカメラはお隣の東急百貨店5,6階に移転しオープンしています。
またユニクロやジーユーも東急デパート7階で9/8オープン予定。
ロフトは規模を縮小し、札幌駅前から狸小路のモユクサッポロへ移転し9/29オープン
ニトリは丸井今井の大通館へお引越し9/8オープンなっています。
そして10階レストラン街に2004年にオープンした「ラーメン共和国」も惜しまれながら閉店となりました。
エスタ跡地には245mものタワービルが2028年にできるという告知がされていましたが、今になって資材高騰や事業費大幅増で計画見直しともいわれています。
今年度中に見直しをはかる予定とのこと。
イメージパース:今のところ予定している札幌駅前のタワービルとエスタ跡地ビル
南2西4ピヴォ-2023年5月閉店
大通駅から地下直結のピヴォが閉店したのは2023年5月のことです。
地下街ポールタウンと直結しており地下鉄大通駅からもすぐの場所で利便性がよい場所でした。
ユニクロ、GUがテナントとして入っており、タワーレコードも入っていましたね。
ビルの老朽化のため閉店となりました。
隣接する「ペンタグラムビル」「ダイビルピヴォ南館」と共に2023年中に解体を始めるため囲いがされている状態です。
跡地には商業施設やホテル、オフィスを2027年開業ということで計画しています。
新しい商業施設は延床面積がピヴォの2倍になる計画なので高さも今までよりも高い建物になると思われます。
パセオ-2022年9月閉店
札幌駅前の地下にあった「パセオ(PASEO)」が閉店したのは2022年9月のことでした。
札幌駅高架下の商業施設として1981年からあり、地下鉄やJR札幌駅への改札への通路にあったためパセオがなくなることで札幌駅中の利便性、回遊性というものが著しく減少しました。
まだどのように変わっていくかはわかりませんが、通路があったのに通れなくなって遠回りしたり、たくさんあったお店や広場等がなくなるととっても不便に感じます。
一度に工事しないと色々支障がでるのかもしれませんが、ガランとしたパセオ跡をみるとイースト、ウエストに分けて工事をするとか何か対策をとれなかったのかなと未だに思います。
店舗がなくなった場所でも商機がありそうですよね💦
かつて改札口周辺にあったお店も載せておきます。
イケウチゾーン-2022年5月閉店
イケウチゾーンが閉店したのは2022年5月のことです。
写真:2019年5月頃
お向かいのイケウチゲートが建て替え中のオープン前で、2棟とも時期をずらして建て替えするのかと思っていましたがイケウチが手放すことになりました。
ただ、まだ築浅(約築20年)なのに閉店しちゃうのね。。と思っていたら後の2023年6月に「ピヴォクロス」として改装オープンしましたよね。
ピヴォが閉店した後、大通地区の商業施設が減るのでどうなるのかと思っていたら既存の建物にオープンということでそういう手があったかと驚きました。
4丁目プラザ-2022年1月閉店
4プラは2022年1月に閉店。
地上9階、地下2階建てで68店舗がテナントとして入っていました。
4プラの7階にあった「自由市場」。
ほんの少し前のことなのに、なんだかすごく懐かしい景色です。
懐かしい写真がでてきました🙄
今はなくなってしまった札幌市内のこの場所。
わかる人にはわかるかな?😀
簡単って人もいるかもしれないですね😆
懐かしい~ pic.twitter.com/MzYkcSGBRt— しょーこ@札幌クリップ (@kotton105910) September 2, 2023
解体時には、解体業者さんの計らいで「4」の数字が囲いに入り話題となりましたね。
すすきのラフィラ-2020年5月閉店
そして札幌の商業施設閉店の始まりとなったすすきのラフィラの閉店は2020年5月のことでした。
コロナの影響を受けている真っ最中で閉店のセレモニーは中止。
静かにシャッターが閉じられ、寂しい別れとなりました。
2020年5月17日に閉店が決まっていましたが、新型コロナウイルスの影響で4月25日から5月8日まで臨時休業していました。
5月9日に再開はしたものの120テナントのうち64店舗は、最終日を待たずに撤退。
当時は地下街ポールタウンも臨時休業中でしたし、街も閑散としている状態。
寂しい閉店となってしまいまいした。
跡地にできる新しい施設「ココノススキノ」は2023年秋にオープン予定です。
まとめ
たくさんの札幌市内の商業施設の閉店を現在から過去へさかのぼってみました。
ほんの少し前なのにもう懐かしいと思われる景色もあったのではないでしょうか。
親しまれていたエスタが半世紀近くにわたって営業しておりましたが、年間売り上げ高は200億円を超えていた模様です。
パセオ閉店、エスタ閉店でテナントが大移動となり、その集客力が分散されてしまいます。
東急百貨店をはじめ大通地区に移転したテナントも複数あります。
今後、人の流れをはじめ札幌商圏がどのように変化していくのか注目していきたいです。