札幌市内に長期滞在者が増加
短期から長期まで滞在できるウイークリーマンションやマンスリーマンション、ホテル等の利用が増加しています。
新型コロナウイルス拡散防止のために、観光業界は打撃をうけていたものの7都府県の緊急事態宣言により札幌に一時避難してくる方が増えているからです。
当初は、一時帰国された方や自主隔離されるお客様にお部屋を提供という形でしたが宿泊客が少なくて困っていた施設は、警戒・困惑しながらも客をうけいれている形です。
ホテルの部屋、物件の紹介だけではなく空港までの送迎や有料で食料パックの差し入れをしているところもあります。
対象地域から他地域への移動自粛については、安倍首相や鈴木知事からでているものの強制力がないことからそういった方が増えている様です。
札幌市民からすると今は来ないでほしいとは思いますが、立場が逆ならそんな人もいるだろうなと思ってしまいます。
宿泊先をお世話している方々も移動自粛は理解しているものの、自分の生活もかかっているので困惑していることでしょう。
サイトを見ると最安値だと1260円程。
時間やお金がある方々にとってみれば、行動が制限される場所よりも対象地域からはずれている場所で過ごした方が快適ということでしょう。
観光業営んでいる方々にとってはいいのか、悪いのか。。。
コロナウイルスの影響は多方面に
「コロナショック」「コロナ疎開」「コロナ離婚」等、経済面から人生までにも影響を与えている新型肺炎コロナウイルス。
札幌は、第二波がくるのではといわれています。
緊急事態宣言がでたものの少し感染者が減ってきて行動制限を解除されました。
そして12日にはまた感染者が2桁代になったことから、今度は札幌市の小中高の臨時休校が決まりました。
まだ学校から連絡はありませんが、4月14日からGW明けまでとなるそうです。
病院では感染者がでると新規入院等ができなくなります。
コロナウイルス以外の病気の方々が入院することに不安感をもちはじめている模様。
生命保険会社も限定告知型保険(持病ある人が入れる保険)の販売停止がはじまっています。
保険会社も、入院者や死亡者が増えていることからリスク回避しはじめています。
いまのところ札幌市内で、病院建設が新たにあがっている話は聞きませんが人出や資材の関係で病院が足りない状況にはなってもすぐにはうごくことはできないと考えられます。
新型肺炎コロナウイルスは建設業にも影響
札幌市内にはホテル建設を中心に商業施設やオフィスビルやマンションの建設が数多くありますが、建設業へもコロナウイルスの影響がでてきているようです。
3月上旬、中国からの資材やキッチン、ユニットバス、トイレウォッシュレット等の納期が遅れており、そのためマンションや戸建ての納期が延びてしまうという状態がつづいています。
更に、現場での調査、設計、測量等の時に罹患してしまうことに配慮し、感染対策をしているものの実際は現場からコロナウイルス感染者がでており人員が足りていないところもあります。
建設業は、着工の遅れや工事の一時停止などで多大な影響を与えてしまいます。
各地で都市開発決定会議等が中止や延期になり、進まない状態でもあります。
札幌市の再開発ページでも動いている様子はありません。
写真:建設中のソラリア西鉄ホテル札幌
ホテルは今後もオープン予定が続きますが、新型肺炎が収束していかないと客入りは不透明です。
フェアフィールド・バイ・マリオネットホテル 254室 2020年4月
ホテルフォルッツア札幌駅前 304室 2020年5月
ソラリア西鉄ホテル札幌 318室 2021年1月
ヒルトン札幌パークホテル 350室 2023年
4月24日オープンとなっていた南3西3「ザ・ノット」も「2020年グランドオープン」と訂正されていました。
オープン日を延期するホテルも他にでてくるかもしれませんね。
https://sapporokara.com/2020/03/14/theknot/
まとめ
観光関係者としては、3月上旬辺りから売り上げが下がっている状態で困っている反面、感染者が多い地域から客がきて複雑な気分だと思います。
仕事しないと食べていけないですもん、必死になって当たり前。
慢性的にホテルの部屋数が足りないと言われていた札幌ですが、今は既存のホテルはコロナウイルスに翻弄されています。
そして新しいホテルも先行きが不透明なことから、オープン時期を見計らっている様に思います。
札幌市内は、いつもはにぎわう札幌駅前からススキノを避けている人が多く少し離れた場所に行くと結構人がいたりします。
私も家の周りを散歩したりして過ごしていますが、案外知らない場所もあります。
札幌中心部は、売り上げが落ちたり人が減ったりしていますがその他の地域は、それほどでもないのかもしれません。
人ごみをなるべくさけて、もうしばらく静かに過ごしたいと思います。