札幌駅南口再開発
札幌市とJR北海道などの地権者5者が、札幌駅南東側(北5西1、北5西2)再開発の準備組合を設立しました。
JR北海道の島田社長は、東京渋谷に開業したばかりの駅直結複合ビル「渋谷スクランブルスクエア」と同じ階数を目指すとしました。
渋谷スクランブルスクエアは2019年11月1日にオープンし、地上47階で230mの高さがあります。
現在札幌駅前にあるJRタワーは38階建て、高さ173mです。
新タワービルができるという発表は以前からありましたが、JRタワーより少し高いくらいだと思っていました。
まさか「渋谷スクランブルスクエア」を目指すとは驚きです。
新タワービルは、商業施設・ホテル・オフィスが入る予定。
さらに西2丁目のビル上の部分には待合施設も作り、カフェやインフォメーションセンターも入りそうです。
47階から右側にJRタワーを見下ろし、札幌の街並みを一望できることになるかも。
また、再開発が進む創成川イースト地区に歩行者用デッキを伸ばして、北海道新幹線の改札設置も検討中とのこと。
2020年9月までに基本計画をつくり2023年に着工、2029年秋の開業を目指します。
高さを競うようにタワービル建設?!
札幌駅南口目の前の西武百貨店跡地の地権者ヨドバシカメラも高層ビルを建設する様です。
2019年11月13日にヨドバシカメラ安藤取締役が、
「札幌では、西武百貨店跡地に進出を検討している。札幌オリンピックや駅前再開発の需要を取り込み、こちらも地権者などの調整が済めば、早く取り掛かりたい。札幌一高いタワー建築を構想している」
と述べています。
以前は、30階超と言われていたのですが構想が変わってきたのかもしれません。
大阪では2019年11月16日にヨドバシ梅田タワー内に、複合商業施設「LINKS梅田(リンクスうめだ)」をオープンする予定です。
地下1階から地上8階の9フロアで、日本初や新業態19店舗、関西発23店舗、大阪発13店舗を含む、約200店舗のテナントで構成されていますので、札幌もこのような形で商業施設を展開していくのかと思います。
また現在、再開発が停滞している札幌駅北口の北8西1街区にも50階建てマンションが建設予定となっています。
こちらは話がなかなか進んでいない様ですが、間違いなくJRタワーより高いビルになる予定です。
JRタワービルより、高いビルが3棟構想中ということになります。
札幌市内の高いビル順位も変わってきますね。
超高層(タワー)ビルの基準
どの程度の高さのビルを超高層ビルと呼ぶのかについては、国際的にも日本国内でも明確な定義はないそうです。
超高層ビルという用語は日本において初めて高さ100mを超えたビルである霞が関ビルディング(高さ147m)に対して初めて使用されました。
法令上の規定としては、水面から高さ60m以上の高さの物件には原則として航空障害燈の設置が義務付けられています。
ビルの上の方で赤いライトがチカチカしているアレですね。
でも、すべての60m以上のビルに航空障害等の設置が義務付けられているわけではなく、実際の運用では「付近に高高度な物件があれば免除・省略・低光度化が可能」という、緩和規定の適用があるそうです。
また、空港から最大24km以内の地域では建物の高さに規制がかかっています。
現在日本で1番高い超高層ビルは大阪市に2014年に竣工したあべのハルカスで、高さ300m、地上60階建てです。
高さ100m以上が、タワービルの基準であるならば札幌市内では
2019年に竣工したばかりの「ラトゥール札幌伊藤ガーデン」が高さ99.99m、2014年竣工の「札幌三井JPビルディング(赤レンガテラス)」が高さ99.95mとされていますので、微妙ではありますがそれくらいの高さが超高層かそうではないのかの分岐点でもあるようです。
素人から見た目は、伊藤ガーデンも赤レンガテラスも下から見上げると口があんぐり開いちゃうタワービルですよね。
超高層って言っていいと思います(笑)
まとめ
札幌の秋元市長も「国際都市にふさわしい新たなシンボル空間を作りたい」と言っていました。
そのシンボルがタワービルのことで、空間が北5西1と北5西2の間に造られる「交通待合交流空間」のことなのかな。
2020年9月までに具体案を決定予定とのことです。
出典:北海道文化放送 みんテレ
JRと地下鉄、バス、北海道新幹線との乗り換えがスムーズになるそうですよ。
楽しみ♪