札幌市中心部の再開発
札幌中心部は、グルっと見渡せばどこかしら大きなクレーンが見え、囲いやシートで建物をおおっているビルが多くあります。
「いつも通っている場所だけど、ここには前は何があったっけ?」「これから何が建てられるんだろう」と思うことが多々あります。
今の札幌市内の中心部は、そんな場所がたくさんあるんです。
2030年のオリンピック招致に向けて、北海道新幹線札幌駅延伸も当初予定していた完成年より5年前倒しになり2030年をめざすこととなりました。
それを目標にして札幌駅周辺の環境整備や外国人を受け入れるための観光整備、アクセスをスムーズにするための交通機関、地元市民の生活への配慮、北海道胆振東部地震を踏まえての防災対策etc・・・
また、札幌駅前通のビルは1972年の札幌オリンピックに向けて建てられた建物が多いため、ビルの耐用年数がせまっています。
たくさんのことを配慮しながら、ビルの建て替え、ホテルの建設、経済効果を考えての商業施設の建設、高齢者社会に向けての病院建設とたくさんの工事が目白押しの状態です。
今現在札幌駅前の案件で、私がわかっているものをまとめてみたいと思います。
札幌中心部、再開発案件
★札幌駅南口再開発
やはり一番注目されているのは札幌駅前だと思います。
北海道新幹線札幌駅ができることにより、札幌市民の動線も変わってきますし観光客やビジネスマンにも影響が大きいところです。
2029年完成予定ということで詳細はわかっていませんが、現在バスターミナルのあるエスタを取り壊し新タワービル1階をバスターミナルとし現在駅周辺に分散しているバス乗り場を集約する予定。
新幹線札幌駅が創成川をまたぐ大東案で決定されたことにより、在来線との行き来や観光客への配慮も考え整備されていきます。
JR札幌駅在来線の現在の1番乗り場の延長が新幹線ホームになる予定です。

★北4西3西武跡地再開発
次に注目されるのは、やはり札幌駅前南口目の前の北4西3西武跡地です。
札幌駅前の一等地にありながら、長年活用されていなかったこの土地には中高層ビルが建設予定です。
北4西3の1街区は、この西武跡地以外に、5つのビルがありますが1街区すべてを再開発するという決定になっています。
札幌駅前は新幹線札幌駅延伸の10年後には、かなり大きく変わります。

★北3西3大同生命ビル、ヒューリック札幌ビル建て替え
上の北4西3のお隣の街区北3西3も大きく建て替えのビルがあります。
ヒューリック札幌ビルとヒューリック札幌NOTH33ビルを一体にして建て替え予定。

また、2020年春には竣工予定の大同生命ビルは既に外観が見え始めています。

もちろん地下直結です。
札幌駅前の再開発案件まとめMAP
まとめ
札幌駅南口から大通公園までは1km弱。
その1km圏内に、再開発や建て替え以外にも耐震補強したり外装や内装を変えているビルもあります。
急ピッチで進められている工事ですが、これから冬の寒い時期に入るので建築業の方もたいへんですよね。
ケガや事故なく進めていってほしいです。
札幌市内は、11月22日からホワイトイルミネーションもはじまりいつもとはまた違った顔をのぞかせます。
とても工事が多いので、観光客や歩行者向けに「仮囲いに装飾」や「工事現場イルミネーション」も増えてくるのではないか・・と
勝手に想像しております^^

