札幌-再開発

苗穂駅北口再開発-タワーマンション、病院、サ高住、道路拡幅も

苗穂駅北口の再開発

札幌駅の1つ隣の「苗穂駅」は、老朽化のため300m移動して2018年11月に新しい駅舎を開業しました。

それに付随して、北口、南口の再開発もそれぞれ進行中です。

大きく様変わりすると思われる大型再開発ですが、北口側の詳細がわかってきました。

タワーマンション

北口側のタワーマンションは、大京、住友、JR北海道の3社による「グランアルト」シリーズに決定しています。

JR北海道は、今回初めてマンション事業に参入です。

「グランアルト」は、大京、住友不動産の2社による共同開発で、首都圏や名古屋等にあるマンションシリーズです。

北海道には、2004年にグランアルト福住を竣工していますが、それ以降の供給はなく2棟目となります。

ザ・グランアルト札幌 苗穂ステーションタワー」は、地上27階、総戸数300戸の分譲タワーマンション。

苗穂駅北口から、空中歩廊ができ直結となります。

2021年1月に完成予定で、同4月に入居が始まる予定です。

ザ・グランアルト札幌苗穂ステーションタワー公式ページ

病院

マンションより北側に建設予定なのが、「我汝会さっぽろ病院(仮称)」です。

地下1階、地上5階建てで、2019年3月頃に着工予定です。

現在、札幌東区にある「医療法人社団我汝会さっぽろ病院」は、北24条東1丁目にあり、新病院竣工後には移転予定です。

現在は整形外科、リハビリテーション科、麻酔科を診療科目としており病床数50床となっています。

同じ敷地内にサービス付高齢者住宅が建設されることから、こちらとの連携になるのかもしれません。

我汝会さっぽろ病院 公式ページ

サービス付高齢者住宅

こちらの詳細はまだわかりませんでした。

でも、札幌市内は増えすぎではと思えるほどサ高住が増え続けています。

更に、破産も増えています。

終の棲家を求めて入居した高齢者が、施設の破たんで路頭に迷うことも少なくありません。

きちんと運営できる会社が入ってくれることを期待します。

商業・業務施設

こちらも詳細はわかりませんでしたが、すぐ目の前に大型商業施設の「アリオ札幌」があることから同業者をいれることはないだろうと考えます。

商業・業務施設となっていることから、駐車場や駐輪場なども考えられます。



南北再開発の景観統一と道路拡幅も

北口と南口の再開発はそれぞれ民間企業が行っていたため、統一感という点では欠けていました。

そのため、札幌市が苗穂地区対象に「景観まちづくり指針」で進める方針を発表しています。

個人的には、南北で全く違った景観でも面白いと思うのですが、それは難しいんですね。

やはり札幌駅に近いこと、新千歳空港からも直接乗り入れられることから観光客をはじめ各国の要人の目も気になるのかな。

札幌の景観規制はかなり厳しいようです。

また、苗穂駅周辺地区整備を進める上で、シェルター(屋内退避する場所)や、ロードヒーティング、駐車場の設置を供用させる考えを明らかにしました。

更には苗穂駅連絡通をはじめ東8丁目篠路通りの拡幅工事を推進予定です。

南口側はツインタワーマンションや寺院等があり、街区ごとに順次着工予定です。



まとめ

駅を橋上化し南北の自由通路を造ったことにより、行き来しやすくなりました。

それによって再開発も加速化。

北口側には、「サッポロビール博物館」や「酪農と乳の歴史館」、「北海道鉄道技術館」などがあり、周辺の工場・記念館は、北海道遺産に選定されています。

新駅開業によって、北海道の歴史が身近なものになり観光の人の流れも変わってきそうです。

苗穂駅の周辺は大型再開発で、数年後には大きく変貌することになります。

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グランアルト札幌苗穂ステーションタワー 2019年7月より販売開始

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