中央区役所は2025年2月25日から業務開始予定
新築工事を行っている札幌中央区役所が2025年2月25日から業務を開始すると発表されました。
現在はまだ建設中ですが、もうすぐ完成しそうなのは見た目にもわかりますよ。
近くまで行ってみましたが入口はまだ工事中の様でした。
時計台の様に上の板の下端を下方の板の上端に羽重ねにして張る方法で「下見板(したみいた)」をモチーフとしたデザインです。
周辺にある「保健センター」と「中央区民センター」を「中央区役所」とを統合し、複合庁舎施設となります。
地下2階、地上6階建てで高さが32m。
そして旧庁舎駐車場は34台と少なく慢性的に駐車場待ちの車が並んでいることが多かったのですが、新庁舎は約150台分の地下駐車場ができます。
中央区民にとってはこれは結構うれしいことなのではないでしょうか。
環境に配慮した省エネ庁舎
2018年の9月胆振東部地震の際には、現在の中央区役所には非常用電源がなかったことから半日から1日以上機能することができませんでした。
それを踏まえて、新庁舎では防災面を強化し非常用電源の他、水や食料の備蓄整備などを進めています。
出典:札幌市
地下が駐車場、1階がエントランスホールや区民ホール、3階が戸籍住民課等の窓口。
出典:札幌市
緑もあり窓も多いビルなので開放感もありそうですね!
仮庁舎は2025年2月21日(金)まで
現在、仮庁舎として使用されている、札幌市役所近くの「大通2丁目ビル」は2025年2月21日までとなりますので注意が必要です。
ビルは地下直結ではありませんが、地下街のオーロラタウン出入口がすぐ目の前にあり大変便利な場所です。
元々はNTTが電信電話公社時代(1953年)に建設した建物ですが、2018年に竣工した創世スクエアのオフィスビルに転居したためその後に札幌市が取得しています。
もっと前はローソンやミスタードーナツが入っていたビルですよ。
覚えていらっしゃる方いるかな。
写真:2018年頃の大通西2丁目ビル
中央区役所仮庁舎の役割を終えると解体予定とのことです。
老朽化が進む札幌市の各庁舎
札幌市内の区役所や区民センター等の公共の施設は老朽化が進んでおり今後順次建て替えや大規模改修を検討していくものと思います。
白石区複合庁舎ができ、それに続き中央区複合庁舎が完成する予定です。
次は何年も前からニュースにもなっている札幌市役所の建て替えもしくは大規模修繕になっていくものと思われます。
旧NHK跡地が候補と言われていますが、中央区役所仮庁舎だった大通西2丁目ビルや旧北海道新聞社の建物が解体されることもあり札幌時計台を中心に街並みが変わっていくこととなります。
札幌市役所の新築は、建築費の高騰や人手不足が大きく札幌市にのしかかりなかなか話が進まない様です。
まとめ
新しくできる中央複合庁舎と今後の札幌市の公共施設等について取り上げてみました。
中央区複合庁舎はプリンスホテルとも相まって素敵な景色ですね。
コミュニティスペースやユニバーサルデザインを取り入れ、環境や景観に配慮、さらに災害に強い庁舎とのことです。
道産木材や道産レンガ、札幌軟石も活用しているとのことですよ。
最先端で環境にも優しい複合庁舎に、供用開始されたらまた訪れてみたいと思います。