札幌-再開発

今後も進む札幌市の再開発プロジェクトまとめ

札幌市内の再開発

ここ数年の札幌市内は都心部のあちこちで再開発が行われており新しい施設の建設や、既存施設の解体・改修が行われています。

どんどん変わっていくため札幌市民も追いつけないほどです💦

札幌市内の再開発で新しくできた施設や進行中の主な再開発プロジェクトについてまとめていきます。

札幌駅周辺の再開発

札幌駅周辺は、再開発の最も活発な地域の一つです。

札幌駅の建物自体も北口改修や新幹線札幌駅延伸で今後は変わっていく予定です。

「さつきた8・1」はマンション・劇場・ホテルへ

まずは札幌駅北口よりさらに北側の「さつきた8・1」からみていきましょう。

さつきた81

タワーマンション、劇場、ホテルで構成されていますがオフィス棟や駐車場もあります。

マンションは札幌で最高層となった「ONEステーションタワー」地上48階建てで175.2mの高さです。

tower

JRタワーが173mだったのでそれを超え北海道内で1番高いタワービルとなりました。

札幌駅からは新しい通路ができて地下から直結でいくことができます。

また北八劇場は2024年5月にオープンしています。

その隣にはホテルエミオン札幌ができました。

北八劇場

北6東2~3 卸センター跡地

北8西1から東側にいくと旧卸センター跡地となりこちらも再開発をしています。

タワーマンション2棟とホテル、そして大型病院が建設中です。

北6東2にはツインタワーレジデンス2棟の「THE SAPPORO TOWERS」と2025年4月に開業予定の「SAPPORO HOTEL by GRANBELL」が建設中です。

ベルーナホテル

ホテルは高層階にルーフトップレストランやスパラウンジを計画しているようですよ。

 

そして北6東3には最先端医療を取り入れた「カレス記念病院」建設されています。

病室は全室個室で、ナースセンターを廃止、医療用ロボットを導入等、医療の技術革新をすべく構想が練られている病院となります。

「インテリジェントホスピタル」というそうです。

 

カレス病院

2025年なのでもうすぐですね。

北5西1、2地区の再開発

新幹線札幌駅延伸については遅れがでているため、閉店した札幌エスタは既存の建物がそのままですし、北5西1に関しては大きな塀でかこまれています。

地主であるJR北海道は新幹線の遅れとは関係なく札幌駅の再開発は進めると表明していますが今のところは札幌駅北口の外観とエキナカコンコース以外はまだ発表されていません。

新しい建物ができるまえにエキナカの商業施設はできていく予定です。

エキナカ商業施設

現在、公開されている将来の札幌駅南口前のイメージはこちら↓

札幌駅前

引用:JR北海道

新タワービル

引用:JR北海道

歩行空間

引用:JR北海道

北海道の玄関口となる札幌駅前だけに期待は高まりますが、いつ完成するからは不透明な状態です。

札幌駅南口北4西3地区の再開発

札幌駅南口の北4西3地区でも、大規模な再開発事業が進行中です。

この計画では、地上35階、地下7階、最高高さ約200メートル、延床面積約21万平方メートルの大型複合施設が建設されます。

オフィス、商業施設、ホテル、駐車場などが整備される予定です。

北4西3本決まり

引用:平和不動産

地下7階はいままでの札幌にはない建物ですよね。

地下鉄南北線さっぽろ駅とビルが直結しますます便利になります。

地下鉄のホームは現在の島式から相対式になり、混雑が緩和されるようにホーム増設工事が行われます。

さっぽろ駅ホーム

また、地下1,2階にも広場や歩行者専用通路が設けられ、ガレリア空間となる計画もあります。

北4西3地下

札幌駅周辺の交通利便性と回遊性の向上が期待されています。

現在は既存ビルの解体準備がはじまっています。

北4西3

完成は2028年7月の竣工を目指しています。

札幌駅周辺のその他の再開発計画

札幌駅周辺では、上記の他にも複数の再開発計画が進行中です。

例えば、すでに完成している「D-LIFEPLACE 札幌」、北6西1「THE Link Sapporo」。

d-lifeplace

現在建設中の「ヒューリックスクエア札幌」といった大規模オフィスビルの建設もあります。(2025年夏竣工予定)

これらのプロジェクトは、札幌市の「第2次都心まちづくり計画」に基づいて行われており、移動しやすい街づくり、ビジネスに強い街づくり、災害に強い街づくりを目指しています。

大通公園周辺の再開発

札幌の中心部である大通公園周辺でも、大規模な再開発事業が進められています。

札幌駅前通りと大通公園が交わる交差点の4つ角は新ビルではなかった唯一の一か所があります。

それが北海道銀行が入っていた道銀ビルです。

隣の新大通ビルを含む大通西4丁目街区すべてが1つの大きなビルとなります。

大通西4丁目

写真:道銀ビルと新大通ビル(現在は閉鎖)

大通西4南地区第一種市街地再開発事業

道銀ビル、新大通ビルがある跡地には高さ約185メートル、地上36階・地下3階建ての大規模な複合施設が建設される予定です。

道銀ビル新大通りビル

現在は両ビルとも閉鎖されており、そろそろ解体が始まるものとおもわれます。

北海道銀行

写真:かつての「北海道銀行」の文字跡

新ビルは地上34階建て地下3階建てで、高層階にホテルパークハイアット・中層階がオフィス・低層階は商業施設とされています。

オフィス、商業施設、ラグジュアリーホテル、駐車場、地域冷暖房施設などが整備される予定です。

新道銀ビル

大通公園の目の前に位置し、大通り沿いのメインストリートにも面しているため公園の緑とビル内の緑をつなぐ心地よい空間となる予定です。

新道銀ビル

大通交流拠点の魅力向上、国際競争力の強化、環境負荷低減や災害対策など、様々な取り組みが行われます。

また、低層階の商業施設内に「ブルーノート東京」の姉妹店が入るのではないかと言われています。

ジャズ等の音楽ファンにとっては期待感が高まっており、実現すればまた札幌にはなかったスポットが出現することとなります。

大通公園の大規模改修

大通公園自体も、30年ぶりの大規模改修が計画されています。

この改修では、「日常の空間」と「イベントエリア」の区分けが行われる予定。

また、飲食店の常設や施設の更新、公園と地下街のアクセス向上も図られますね。

2025年から大規模改修が始まるようです。

大通公園

テレビ塔から
大通公園大規模改修2025年から開始 最初の役割は火防線?!改修後の役割とは大通公園大規模改修が、2025年から開始されることがきまりました。「いこい」と「にぎわい」が共存している大通公園の利活用を考えて改修がすすめられます。 公園の最初の役割は火防線、畑になったこともあるようですよ。 ...

すすきの地区の再開発

札幌の代表的な繁華街であるすすきの地区でも、新たな複合施設の建設が進められています。

「モユクサッポロ」の開業

2023年7月に、すすきの地区に「モユクサッポロ」がオープンしました。

モユクサッポロ

カフェやショップ、北海道初の室内型水族館「AOAO SAPPORO」が誕生。

直結

ブロック側

7階にはスカイガーデンもあります。

sky

sky1

札幌の新たな観光スポットとして人気となっています。

ラフィラ跡地には「ココノススキノ」

すすきの交差点にあったラフィラ跡地には2023年11月に「ココノススキノ」がオープンしました。

ココノススキノ

地下鉄南北線すすきの駅直結の18階建てで、スーパーマーケット、飲食店、ホテル、TOHOシネマズ等がはいっています。

轟音

TOHOシネマズが北海道発進出だったということの他に、待合広場が増えたことに目が留まりました。

交通待合場所

すすきのは待ち合わせする人が多いのにそういった場所が多くなかったですよね。

商業施設の中に複数の待合広場があることをうれしく思います。

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上層階にある「SAPPORO STREAM HOTEL」は高級感がありプレミアムスパは景色もよく広いため人気も上々の模様です。

これらの新しい施設の開業により、すすきの地区の賑わいと魅力が一層高まることが期待されています。

その他の再開発事業

上記以外にも、札幌市内では様々な再開発事業が進行中です。

ホテルの新設・再開発

札幌市内では、ホテルの新設や既存ホテルの再開発も活発に行われており特に富裕層向けの高級ホテルが相次いで建設される予定です。

2025年秋に中島公園駅前に開業予定の「インターコンチネンタル札幌」。

札幌駅前の再開発では「マリオット・インターナショナル」が運営するホテル。

北1西5の新ビルには「ハイアットセントリック」。

道銀ビル跡地には「ホテルパークハイアット」。

国際的なホテルブランドの激戦区となっていく予定です。

コートヤードバイマリオット
札幌でハイレベルホテルの建設が活況 2030年には1割が高級ホテル?!札幌では高級ホテルの建設が相次いでいます。円安のためインバウンド客内の富裕層の利用を見込んでいます。 国際的ホテルブランドも今後はオープン予定で宿泊単価がかなりあがってきています。今後も再開発で次々とホテルが建設予定です。...

交通インフラの整備

交通インフラの整備も進められています。

2030年までに、札幌丘珠空港の滑走路が1,800メートルに延長される予定で、ジェット機の運航や医療用ジェットの運行が可能になります。

これにより北海道への入口が増え、いままでとは違う場所からの観光客や就業者が見込まれています。

また、札幌市は「水素インフラ整備構想」に力をいれており水素の製造拠点を新設するほか、タクシーやバスなど公共交通などで活用を進めます。

2030年度までに総事業費は900億円余りとなる見込みです。

札幌市の交通インフラも大きく変化しつつあります。

滑走路
丘珠空港の滑走路延長で活路を見出せるか、いままで増便できなかった理由とは丘珠空港の滑走路が1500mから1800mに延長し2030年使用開始予定と発表されました。延長されるとどうなるのかやいままで増便できなかった理由をあげてみました。 延長されることにより利用することが多くなるといいですね。...

まとめ

札幌市での大規模な再開発事業をまとめてみました。

以前はホテル建設が多いと思っていましたが、マンション・ホテル・オフィスビルに商業施設とあまり隔たりがなく増えてきている気がします。

ここにあげたもの以外にも新しい複合施設の建設や既存施設の改修が行われる予定です。

これらの再開発事業は、札幌市の活性化や国際競争力の強化、交通インフラの整備など、様々な目的を持っています。

今後も、札幌市の再開発は活発に行われていくことが予想されます。

すべてが完成すれば、札幌市の街並みや賑わいは一層変化していくことでしょう。

札幌市民や観光客にとって、利便性が高く楽しみなまちづくりが進められていきます。