人口増の創成イースト地区
創成東地区は昔ながらの街並みをのこしつつ、最近は高層マンションがたくさん建ち新しい住民がどんどん増えています。
新しい物と古い物が混在する街となってきています。
創成川の東側の地区を「創成イースト」とよばれています。
約20年で人口が3倍に増えるという札幌市内でも注目エリアです。
2020年 6623人 → 2022年 20143人と3倍へ
私は2018年に「人口が約10年で倍」という記事を書いていました。
https://sapporokara.com/2018/06/15/souseihigasijinkou/
見方によって色々ですが、とにかくこのような人口増の地域はいままでの札幌になく注目のエリアです。
マンションやオフィスの建設は今後も続く予定で、札幌駅周辺や大通駅周辺につぐにぎわいの「第3エリア」になりそうです。
札幌の基点は創成橋の東側
札幌は明治2年、創成橋の東側から始まったといわれています。
札幌建設の地という碑もあるんですよ。
外国人が来てキリスト教会ができ洋風の建物ができたと考えれば周りの建物の歴史もわかりますね。
いまや歴史や人情を感じられる下町らしさを残しつつ、再開発による新しいまちとなり魅力を発信しつづけているからこそ人が集まる街となっているのではないでしょうか。
創成イーストいえばサッポロファクトリー
「創成イースト」といえば、サッポロファクトリーではないでしょうか。
開業から30周年を迎えました。
工場施設の跡地にできたサッポロファクトリーは開業当初は温浴施設もありました。
コロナ禍でアウトドア店が勢ぞろいし現在は20店舗もあり、ファクトリーにきたらアウトドア商品はほぼそろうといわれるようになりました。
その中でもオープン当初から入居していたノースフェイスは売り場面積は10倍にもなったとのこと。
また、マンション増えてきたためファミリーが増え、オモチャ売り場や保育園等が施設内にできました。
子育てグッズやおもちゃも種類が充実してます。
札幌市では、「第2次都心まちづくり計画」において、創成イーストを「ターゲット・エリア」の一つとして位置づけ、この地区のまちづくりを推進しています。
札幌の「第2次都心まちづくり計画」
札幌のまちづくりは骨格構造とターゲットエリアによって進めていこうと考えられています。
うけつぎの軸、はぐくみの軸、いとなみの軸、つながりの軸、にぎわいの軸と5つの軸がありますね。
今注目されていて力をいれはじめているのは大通公園から創成イースト方面に広がる「はぐくみの軸」なんです。
大通公園が2025年から大改修に入ったり、創成イースト側の再開発が計画されているのもそれに準じています。
対象エリアは大通西11丁目の資料館から豊平川への約2.5km。
引用:札幌市
官民一体となって再開発が行われていきます。
まとめ
北海道新聞本社も創成イーストに移転予定ですし、大通東1,2丁目の再開発が進めばまた周りの土地や建物にも変化がでてくるかもしれません。
北海道新聞本社イメージ図
創成川沿いには二条市場等の古き良き風景が広がります。
サッポロファクトリー近くには永山邸の様な歴史的な洋館とできたばかりのタワーマンション、そして札幌開拓使麦酒醸造所の赤レンガの建物があるという素敵な空間が広がります。
それぞれの魅力を高めていくことで相乗効果を生み出しているのが「はぐくみの軸」の中にある創成イーストだと思います。
今後は集客商業施設、歴史的資源に加え、文化芸術施設が加わります。
サッポロファクトリー第四駐車場があった場所にはオフィス(2024年8月予定)ができますし、「ホテルクラビーサッポロ」もリブランドします。
引用:サッポロ不動産開発株式会社
サッポロファクトリー前のクランク道路も解消され行きやすくなります。
最近ですと、「まちばしゃ」が6年ぶりに復活しサッポロファクトリー前からスタートして注目されていますね。
札幌市の目指す「歩きたくなるまちづくり」も形成されているのではないでしょうか。
魅力的な創成イーストエリアはこれからもどんどん人口が増えていきそうです。