赤レンガ庁舎のリニューアル工事中
北海道のシンボルの一つとなっている「赤レンガ庁舎(北海道庁旧本庁舎)」は、重要文化財として国の指定をうけた歴史的建造物です。
1968年の復原工事から50年以上が経過して老朽化が進み耐震改修を含めた大規模改修を行うこととなりました。
最初は、2019年より3年半程かけて進める方針でしたが、2019年11月に急きょ2020年東京オリンピックのマラソン・競歩の会場が札幌になると発表され延期されました。
マラソンコースに北海道のシンボルを全世界に発信できるチャンスととらえ工事中ではありますがオリンピックの時期は囲いを取るという選択をしたんですね。
そしてコロナ禍に突入で、2020年オリンピック中止(><)
2021年になりやっと東京オリンピックマラソンが終了し、改修工事再開となりました。
2018年の北海道命名150周年を記念して歴史的価値を保存する意味でも改修工事を行うきっかけといわれていますが、そこから4年も経ってしまいました。
この工事が完了するのは2025年7月頃の予定です。
工事中も親しみもてる場所へ
工事期間は長いので、その間も親しみをもってもらおうと本物と錯覚するような写真が工事用シートに印刷されています。
前は木々がうっそうとしていましたが、前庭も広くなったような気がします。
それぞれ側面側にも貼ってありましたよ。
仮設見学施設閉鎖
2023年5月7日から2024年5月頃までの1年間は仮設見学施設がありました。
八角塔を上から降ろして、銅板の葺き替え作業が行われました。
見学施設は3階建てで高さ18メートル、延べ床面積500平方メートルで八角塔を一時的に取り外して補修し、工事の様子が見える施設でした。
上記がBefor↑
下記がAfter↓
とてもピカピカ光っていましたよ。
八角塔の屋根の色が変わる?!
赤レンガ庁舎のシンボルでもある八角塔ですが、緑ですよね。
これ、銅板なのですが時間をかけてこの色になったようなんです。
前の復原回収工事は昭和43年でしたが、その時は赤褐色だったそうです。
銅の色の経年変化をみてみると・・・以下のようになります。
とうわけで、新しくなった八角塔に違和感があったらそれは色です。
新しくなったら何年かは色の変化が楽しめるということですね。
赤レンガ庁舎四季折々の美しい姿
赤レンガ庁舎は四季折々に赤く映えて美しい姿をみせてくれます。
また、札幌市民の憩いの場である北3条広場(アカプラ)では様々な行事が行われ赤レンガ庁舎が見守ってくれています。
前庭には池があり鯉や鴨がいて季節によっては紅葉や蓮の花も楽しめます。
池にビルが映りこんでいることもあり、自然の中ですが札幌中心部ならではの景観が楽しめる場所でもあります。
リニューアルオープンは2025年7月の予定です。
楽しみに待ちましょう。