北海道新聞本社が移転
北海道新聞社 本社が移転を正式に発表しました。
新社屋は、バスセンター前駅からすぐの南1条東4丁目でかつては「北海自動車」があった場所です。
解体は2020年末にはすでに終わっており、更地の状態になっています。
写真:2020年12月
2022年度内に着工し、2024年度には竣工予定です。
引用:三菱地所設計
新北海道新聞本社は新聞紙面のビルデザイン
新本社ビルは、地下1階、地上9階建ての建物で地下鉄バスセンター前駅直結となります。
大通に面した北側が正面となり、金属・ガラス・レンガを組み合わせた新聞の紙面のイメージデザインにする予定。
ビルデザインが新聞紙面ってとても面白いですよね。
1階には店舗スペースもつくり、講演会や物産展ができるような多目的スペース(200席)もできる模様。
本社ビルの機能を「メディアセンター」として、動画スタジオも配置し情報発信の場として企業や団体に利用してもらえるような施設になるとのこと。
また、最新通信技術の5G等を体験できる空間も検討しています。
上層階にはオフィスフロアもできるようですよ。
創成イースト地区の新しい顔になりそうな建物ですね。
現北海道新聞本社は解体予定
北海道新聞 本社は、1942年の創刊以来はじめての移転となります。
大通公園と札幌時計台に挟まれた好立地に建っています。
最初は大通館のみでレンガ造りだったそうです。
1960年には地下に巨大な輪転機(昔の印刷機)があって新聞を発行していたんですって。
1970年代には現在の一条館ができ、現在は本社機能はほとんど一条館にあるそうです。
大通館には東京三菱UFJ銀行が1階に入り、上層階には道新ホールや文化センターがあります。
両棟とも老朽化が進んでいるため解体になるとは思いますが、その後の土地活用は未定です。
ただ、札幌市内では超一等地であることでこの場所で不動産事業を展開できれば、人口減や新聞離れで発行部数が減りつつある新聞収益に補填ができるかも。
かつて約120万部を超える発行部数を誇った北海道新聞ですが、現在は約88万部となっています。
1年ごとに3万3千部近く減っている計算になるそうで、新聞社としては厳しい時代となっています。
でも、新本社ビルができ「メディアセンター」となることで何か新しい情報発信をしていくことも考えられますね。