北4西3再開発ビルと地下鉄ホーム拡張が2028年完成
札幌駅南口目の前の北4西3西武跡地と地下鉄南北線さっぽろ駅のホーム拡張が同時期である2028年完成予定ということがわかりました。
札幌西武跡地といえば、好立地でありながら長い間利活用されていなかった場所で注目度も高い分何ができるのか期待をされていた土地です。
ヨドバシホールディングスが土地を取得してタワービルができること、ホテル・オフィス・商業施設が入るところまで公表されていました。
引用:札幌市
新幹線札幌駅ができるにあたり、2030年までに竣工ということでしたが時期がはっきりしていませんでした。
それが札幌市の都市計画案では2028年とのことです。
今後のスケジュール(予定)
・ 令和 4 年度 市街地再開発組合設立
・ 令和 5 年度 権利変換計画認可
・ 令和 6 年度 工事着手
・ 令和 10 年度 工事完了
札幌駅前通り側のちょうど真下が地下鉄さっぽろ駅ですが、同時期にホーム拡張が行われます。
南北線さっぽろ駅直結、地下通路の計画あり
北4西3西武跡地は(仮称:ヨドバシタワー)地下6階、地上35階建て約200メートルのビルができる予定です。
ビル下にも地下通路の計画があります。
引用:札幌市
場所は新ビルの半分を囲み、更に真ん中程から駅前通りに向かうように約250メートルにわたって整備する模様。
地下1,2階に広場が設けられ、吹き抜けのガレリア空間となるので待ち合わせ場所としても利用できそうです。
(※ガレリア→ガラス張りの高い天井や屋根のある中庭や散歩道)
引用:札幌市 北4西3再開発ビルガレリア空間イメージ
既存の北5条線の地下通路とをつながると考えるとコの字型となります。
南北線さっぽろ駅のホーム拡張工事
北4西3再開発ビルの建設時期と同時期に、南北線さっぽろ駅のホーム拡張工事も行われます。
南北線さっぽろ駅のホームは、老朽化がすすでいることやピーク時には特に混雑しており以前からホームの拡張については議論されていました。
現在のホーム「島式」から「相対式」になり、混雑が緩和されるようにホームを増設する予定です。
新ホームは真駒内方面に増設されます。
地下鉄ホームに入る前である改札前も混雑することから、こちらも何らかの措置をしていかなければ混雑は慢性的なものになってしまいます。
今後の通りやすいホームや改札、地下通路を期待しましょう。
施設の老朽化が顕著
札幌地下鉄の南北線開通(北24条~真駒内)は1971年です。
当然、施設内の老朽化は進んでいます。
写真:地下鉄さっぽろ駅
雨がひどい時等、地下鉄ホームで雨漏りのような状況みたことありませんか。
一般の人から見ても老朽化が進んでいることは顕著にわかります。
でも、さっぽろ駅もホームが島式から相対式に変わる工事にあわせて、施設の天井や外壁も一緒にリニューアルされる予定です。
札幌地下鉄やトイレの様式化やバリアフリー化、自動券売機の多言語化等を進めていく予定ですが、コロナの影響も大きく思うようには進んでいません。
南北線さっぽろ駅リニューアルの前に、すすきの駅のリニューアルを先に着手。
すすきの駅もかなり老朽化しているので、ラフィラ跡地にできる新たな商業施設と同じ時期にリニューアル完了できるように動いています。
写真:地下鉄すすきの駅
北4西3暫定的に駐車場へ
北4西3の工事着手は令和6年(2024年)ということでまだ時間があります。
現在は、周りにあった囲いがなくなり、暫定的なものと思われる駐車場として使用されています。
札幌駅前合同ビルやaune札幌駅前ビル、交洋駅前ビルも解体対象ですがまだ営業を続けているので、こちらの賃貸契約等の期間終了等を鑑みての解体、新ビル工事着手となります。