ホテルオークラ札幌が2021年9月20日閉館
南1西5にあるホテルオークラ札幌は、2021年9月20日をもって閉館することが決まっています。
大通公園と市電通りの間にあり、大通駅からも徒歩1分、狸小路やすすきのへも徒歩圏と利便性の高い場所にあります。
1980年に開業した時は「ホテルアルファ・サッポロ」でした。
2003年6月15日にリブランドして現在の「ホテルオークラ札幌」が開業。
地上15階地下3階、147室でレストランやラウンジ、バーもあります。
建物の老朽化がすすみ耐震補強工事や建て替えを検討してきましたが、土地と建物の売却をして、別の場所にて新たなホテルオークラ札幌を検討中の模様。
「札幌を重要な拠点と考えており、札幌に新たなオークラブランドのホテルを開業すべく鋭意検討を続ける」とコメントしていることから、場所はまだ未定ではありますが札幌から撤退というわけではなさそうです。
札幌市内で次にできるオークラホテルは、高級ブランド「ヘリテージ」に次ぐ「プレステージ」ランクのホテルになるようですよ。
ホテルオークラ札幌跡地は三菱地所が取得
ホテルオークラ札幌の跡地を取得したのは三菱地所です。
まだ具体的な案は発表されていませんが再開発予定とのことで期待が高まります。
三菱地所は札幌駅南口のタワービル計画にも参画していますし、大通西1丁目のル・トロワのお隣に国内初の高層ハイブリッド木造ホテルを2021年10月1日にオープン予定です。
ホテル名は「ザ ロイヤルパークキャンバス札幌大通公園」
鉄筋コンクリートと木造のハイブリッドというのがどういうものか見てみたいのと、北海道の木材がふんだんに使用されているとのことなので優しい素材であたたかみのあるホテルではないかと想像します。
少人数の旅行客を意識したシティホテルで約130室。
三菱地所北海道支店がが入る北海道ビルも、ホテルオークラから徒歩2分程の道銀ビル、新大通ビルも建て替えが決まっています。
ホテル跡地再開発
三菱地所は土地だけではなく建物も取得しています。
中心部のランドマーク的な建物なだけに現建物を継続して使用するか、解体して建て替えるか注目されています。
ここからは私の勝手な予測ですが・・
ホテルオークラ札幌は1980年にできた建物なので、約40年が経過しており老朽化しています。
重厚感がある建物ではありますが再利用は考えにくく、解体後新しい建物を建設する形をとるのではないかと思います。
周辺はホテルもありますがオフィス街でもあるので複合ビルが妥当かもしれません。
もしくはすぐ近くの「ビッグタワー大通公園」の様にタワーマンションとすることでコロナ禍において徒歩通勤という付加価値をつけるというのもありかもしれませんね。
写真:雑居ビルの後ろにビッグタワー大通公園(賃貸マンション)
再開発予定は未定ですが5年後、10年後には大きく景色が変わっているでしょうね。