北4西3に40階建てビル
札幌駅南口側の北4西3西武跡地の再開発案がかたまってきたようです。
当初2案あったA案(シングルタワー)・B案(ツインタワー)とありましたがA案寄りのシングルタワーとなりました。
引用:北海道新聞
図:以前の計画2案
A案、B案あった時の中間の高さである約220メートルの高層棟と約60mの低層棟からなる複合ビルを整備予定。
北海道内で一番高いJRタワー(173m)を超える高さとなります。
地権者のヨドバシホールディングス他が計画していたタワービルは、北4西3街区のすべてのビルを解体して約100m四方の土地の大型再開発事業です。
2021年度の都市計画決定を得て着工します。
完成は2020年代中ごろを目指すとなっています。
機械置き場に注目
2案が発表された時にはなかったタワー高層部の「機械置き場」に注目してみます。
オフィスビル等ではだいたい地下に設けられる機械置き場。
地下に設ける方が構造的にもコスト的にも有利だからといわれています。
それをあえて屋上置くようにしているのは、やはり地下だと水が流れ込むという心配があるからではないでしょうか。
2019年10月の台風19号で川崎・武蔵小杉のタワーマンションの浸水による停電が頭に浮かびます。
地域性も考えると札幌は雪が降りますし、雪解け水が災害時に機械置き場に流れ込む・・ということはないと願いますが、他の地域よりもリスクは高いですよね。
昔に比べるとゲリラ豪雨も増えてきている気がしますしね。
災害時の最初に機械室や電気室が水没してしまうのは、本末転倒です。
ただ最上階に重量のあるものを上に載せるというのはビル建設コストが高額になることが想像できます。
また防災やメンテナンスを考えると屋上階に電気室をおくのは好ましくないと言われている方もいます。
北海道内にはまだない高さのタワービルになるわけですから、安全を期するため高層に機械室を設置するのかもしれません。
北海道で最高の高さのビルになるわけですから、地域性を考え冬の強風にも耐えられる高度な技術を必要とするタワービルとなるんでしょうね。
(※建設素人の勝手な考えです。専門職の方お手柔らかにm(_)m)
変わりゆく札幌駅前
には駅前タワービルが建設予定ですし、北8西1にもタワーマンションやホテルが建設予定です。
札幌駅北口側北6東2にもトリプルタワーになるホテルとマンションが建設予定。
1972年の札幌オリンピックの頃に建てられたビルが多いため、ちょうどRC構造の耐用年数47年と重なり建物の寿命が近づき建て替えがたくさんあります。
2030年には、様変わりした札幌駅前となってしまうのが楽しみでもありちょっと寂しくもあり複雑な心境です。
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