札幌-再開発

大通公園~すすきの周辺再開発案件まとめ 2019年11月現在

大通公園~すすきの周辺再開発・大型案件

札幌駅前は北海道新幹線札幌駅延伸が2030年ということで、周辺の再開発が進んでいます。

でも、札幌駅から少し離れた大通公園からすすきのまでの間もいくつも再開発案件があるんですよ。

★大通東1丁目再開発

現在「リトルマーメード」を公演中の北海道四季劇場は、2020年3月頃に公演終了となります。

その後、中島公園にあるKITARAが改修工事となるため文化劇場が不足するとして再利用される予定です。

KITARAの休館期間は2020年11月1日(日)~2021年6月30日(水)とされています。

四季劇場を札幌市が取得、「kitara」の改修工事中に再活用劇団四季劇場譲渡へ 札幌市は2020年3月に劇団四季から「北海道四季劇場」を無償取得する予定です。 中島公園にあるコンサ...

KITARAの劇場使用後に現在の四季劇場は解体、その後に予定されているのが大通東1丁目地区再開発です。

周辺にある北海道電力等も解体予定で、一体再開発となります。

大通公園を創成川を越えて延伸するための工事と再開発が一緒に行われるイメージです。

新しいビルは、ホテル・オフィスビル・現在あるバスターミナルや商業施設の予定。

大通り公園の延長ということで、緑をつかった大規模なオープンスペースや駐車場200台、駐輪場280台のを案とされています。

ビルの施設計画は、地下2階、地上26階が有力候補です。

2022年度に着工予定で、2029年竣工予定です。

四季劇場
北海道四季劇場は2020年3月閉館予定-大通東1の再開発とは北海道四季劇場閉館は2020年3月頃 現在「リトルマーメード」を公演中の北海道四季劇場は、2020年3月頃をもって閉館となります。 ...

★大通東2丁目新ビル

大通東1丁目のお隣街区である東2丁目の一角でも再開発ビルが予定されています。

札幌市が公募した時の条件は以下です。

「大通公園からさっぽろテレビ塔方向への眺望を適切に確保」

「観光バスの路上駐停車解消に寄与する土地利用を図る」

「創成川通を挟む東西市街地の連続性および連携の強化に貢献」

「居住人口の増加が著しい創成川以東におけるまちづくりの起点として、市民や来街者のにぎわいや滞留を生み出すこと」

これらの条件で選定されたのが、ニトリホールディングスが提案した複合施設をです。

地上10階地下2階建ての複合ビル。

1階に観光バス乗降所や観光案内所・荷物預り所を設け、2階は旅がテーマの書籍をそろえた情報提供スペース、3,4階に美術館、5階から10階にホテルとなっています。

地下は、東西線大通駅とバスセンター前駅を結ぶ地下道と接続し、利便性を図ります。

★NHK札幌放送局の移転

大通西1丁目にあるNHK札幌放送局は現在北1西9に新放送局を建設中で2020年移転予定です。

北1西9新NHK札幌放送局、完成は2020年1月予定新NHK札幌放送局建設中 NHK札幌放送局は現在の大通西1丁目から、北1西9への移転が決定しており新放送局を建設中です。 現在は...

現在のNHK札幌放送局の解体後に札幌市役所が移転予定。

さらに札幌市役所がある場所は、緑地化され大通り公園から時計台が見えるようになる模様。

玉突き状態で解体、建設が繰り返されるので長い年月がかかります。

 

札幌時計台は「がっかり名所」としてあげられることがありますが、大きなビルに囲まれて小さくみえてしまうことにあると思います。

それらを解消するため大通公園からつながる場所は緑地化して、時計台を見やすくし映える様に周辺環境を整えると考えられます。

北1西9へNHKの移転→西1丁目NHKの解体→NHK跡地に新札幌市役所建設→旧札幌市役所解体→緑地化

まだまだ長い年月がかかります。

こちらも北海道新幹線開業の2029年から2030年にあわせてということになるかもしれません。

https://sapporokara.com/2018/02/18/shinsiyakusho/

★サンデパート跡地(狸小路)

南2条西3丁目(狸小路3丁目)では、一街区すべての広いスペースを再開発中です。

現在は、元あったサンデーパートや老朽化した7棟の周辺ビルの解体も終わり、地下深くまで掘っている最中です。

写真:11月1日の工事の様子

商業施設(地下2階から6階)とマンション(7階から28階)との一体型の高層タワービルになる予定です。

地下街ポールタウンと直結します。

完成は2022年度となっています。

https://sapporokara.com/2019/01/21/m2n3kaitai/

 

★ピヴォ周辺再開発

南2西4にあるファッションビル「ピヴォ」周辺にも再開発の話があがってきています。

こちらは時期も詳細も明らかになっていませんが、築40年以上は経っているため老朽化が目立ちます。

22年前に大規模改修をしていますが2017年に行われた札幌市の大規模建築物の診断結果では現在の耐震基準は満たしていませんでした。

お隣の桂和MTビルも1973年築となっており、同じく老朽化していることから周辺地域を含めた一体的な再開発が計画されています。

南2西4札幌ピヴォ周辺再開発へ札幌ピヴォ店 周辺一帯再開発の方針 札幌の中心街にあるファッションビル「ピヴォ」は周辺の施設を含めた一帯的な再開発に着手する方針を示し...

★ラフィラ建て替え

ラフィラは札幌の歓楽街すすきので長い間親しまれている商業施設です。

ピヴォと同様で築40年以上たっており、現在の耐震基準は満たしていないため再開発が計画されています。

閉店は2020年5月、その後に現在の建物は解体することとなります。

新施設にしてはまだ検討している段階で、スムーズにすすんだ場合でも2023年以降にはなってしまいます。

すすきのラフィラ建て替え-2020年5月末以降に着手予定「ススキノラフィラ」建て替え すすきの顔とも言えるすすき十字街にある「ススキノラフィラ」の再開発の話があがってきたのは、2018年11...

まとめ

札幌駅前通りを中心にどんどん再開発案件が多くなっている札幌市。

今は五輪マラソンと競歩が急に札幌になって戸惑いもありますが、国際オリンピック委員会(IOC)によって札幌があげられただけなのにディスられているかの報道がすごく悲しいです。

再開発案件の前に9か月後の五輪マラソンのための整備となると、業者の手配等からこういった先に計画していた工事も遅れる可能性がでてきます。

関係者はとても忙しい状態でしょうね。

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