※記事掲載後に関係者の方からご連絡いただき、諸事情により解体がストップしている旨を知りました。
計画は確かにありますが、時期等はズレが生じます。
ご了承の上、ご覧ください。
北6東2、北6東3再開発とは
JR札幌駅に近い北6東2・北6東3の再開発が進んでいます。
協同組合札幌総合卸センター跡地の大型再開発です。
場所は札幌駅北口から徒歩10分程で、JR札幌駅から千歳空港訪問に向かうJRの車窓から見ると左側にある大きく「卸センター」と書いてある塔のようなものが見える場所です。

三街区一体再開発ということで注目されており、一番苗穂駅寄りの北6東4地区は、『de AUNE(デ・アウネ)』として2019年12月に建設され工事が完了しています。

残る北6東2、北6東3の再開発はどこまで進んでいるのかを確認しに現地に行ってきました。
北6東2はマンションとホテルのトリプルタワー
札幌駅により近い北6東2にはタワーマンション2棟とホテルが建設予定です。
北東側で大手カタログ通販会社ベルーナが30階建てのホテルを建設予定。
330部屋予定で、下層階には商業施設の計画もあるようです。
マンション建設はA棟、B棟の2棟構成。
大京・京阪電鉄不動産・ミサワホームの3社共同体が手掛け、どちらも21階建てで全220戸の予定です。
遊歩道もできますし公園もできる予定です。
2020年6月に行った時と比べてみます。

写真 北6東2 2020年6月現在
旧卸センター1号館の解体中
↓

写真 北6東2 2020年9月現在
6月には1号館の解体がほぼ完了していましたが大量のがれきがありました。
9月にはそれらがきれいに撤去されて更地となっています。
旧卸センターの2号館はまだそのまま残っています。
同時期に解体とならなかったのは何か理由があるのかもしれませんが、先にホテルや歩行者ネットワークを充実させるのではないかと予想します。

引用:札幌市
札幌市の資料によると三街区すべてに歩行者空間を造ることとなっていますので、動線を模索して段階的に建設していくのかもしれません。
ちなみにオフィスビルがあるデ・アウネ横には遊歩道がありますので三街区を通して散歩道の様な緑豊かなの通路ができるのではないかと考えます。
ホテルは30階建て、マンションは2棟とも21階建ということでトリプルタワーとなります。
北6東3には最先端医療を取り入れた医療センターが建設予定
お隣の街区北6東3には、最先端医療を取り入れた「カレス医療国際センター札幌病院」が建設予定です。
すでに既存建物の解体工事に入っており、2022年4月頃から建設に入る予定です。
医療センターは14階建てで隣に商業施設を含む5階建ての2棟を計画しています。
2棟の間はアトリウムにする計画。
病院棟は、検査・手術・リハビリ・緩和ケアと5階までをフロアごとに分け、6階以上が入院のための個室320室。
地下駐車場は190台分。

引用:カレスサッポロ 北6東3カレスサッポロ医療センター完成イメージ図
札幌駅からの近さから投資家も注目
札幌駅に近いことから道内外問わず、マンション購入者や投資家からも注目されています。
JR札幌駅よりも新幹線札幌駅が近い場所にできることから、周辺の再開発も加速していくこと間違いないでしょう。
隣の北6東1にある札幌中央郵便局も1985年にできた建物で築35年が経っているため今後5年から10年の間に建て替えもしくは別の建物の話があがってくるかもしれません。
また、カレス札幌医療センターについても札幌駅から近いことで患者さんが通院しやすくなります。
利便性がよければお見舞いも行きやすくなりますし、近くにホテルがあることで人が集まってきやすい場所になります。
札幌駅からの距離感もJRタワーの位置でわかりやすいと思いますし、駐車場も完備しており車での来院も楽になることでしょう。

全面完成は2025年開業を目指しています。