札幌-建物

北海道劇団四季劇場、千秋楽を迎えることなく閉館

劇団四季劇場「リトルマーメード」千秋楽を迎えられず閉館

ミュージカル「リトルマーメード」を最終公演予定としていた北海道劇団四季劇場が、新型肺炎コロナウイルス感染拡大防止のため公演を中止し、千秋楽を迎えられないまま閉館予定です。

今後、劇場は札幌コンサートホール「Kitara」の大規模改修中の1年間は再利用されます。

当初は更地に戻し、持ち主である竹中工務店に返却するということでしたが、劇団四季側が札幌市に「無償」で譲渡するということで話題になりました。

札幌市は今後、竹中工務店と賃貸借契約を結ぶ形になります。

千秋楽を迎えられず終了してしまった「リトルマーメード」ですが、劇団四季は北海道から撤退するわけではありません。

次の移転先等の発表はまだありませんが、きっとまた観劇することができると思います。

新型コロナウイルス感染症対応のためやむなく中止となってしまった分のチケットは払い戻しされています。

札幌は3月21日頃まで受け付けているようです。

北海道劇団四季劇場の歴史や作品

北海道の劇団四季劇場は1991年の「キャッツシアター」からはじまりました。

北海道初の11ヶ月のロングランを記録したことをきっかけに、1993年から1999年までは札幌駅前に「JRシアター」が誕生。

その後、札幌駅再開発にともない閉館となりました。

 

現在の専用劇場ができたのは2011年1月のことです。

12年間ぶりの再演だったんです。

そして専用劇場ができてからは9年経ちました。

上演された作品は以下の11作品

「エビータ」

「赤毛のアン」

「ライオンキング」

「マンマ・ミーア」

「美女と野獣」

「オペラ座の怪人」

「キャッツ」

「ウィキッド」

「ライオンキング(2度目)」

「サウンド・オブ・ミュージック」

「リトルマーメード」

札幌市内の小学校では、授業の中に観劇を取り入れており高学年になると劇団四季劇場へ行くことができました。

こんなに札幌市に馴染んでいるのにまた何年か劇場がなくなるのかと思うとさみしいです。

大通東1丁目は再開発へ

劇団四季劇場がある大通東1丁目は、大通公園延長のため再開発が予定されている地区です。

大通公園が大通西1丁目から創成川を越えて大通東1丁目まで延長することになっており、それを踏まえての再開発です。

現在周辺にある中央バスターミナルや北海道電力と共に再開発されます。

現在、老朽化しているバスターミナルを含め、オフィス、ホテル、商業施設の周辺に大規模オープンスペースをつくる構想となっています。

2022年に着工、2029年竣工予定です。

創成イースト地区は人口が急激に増えている地区です。

https://sapporokara.com/2018/06/15/souseihigasijinkou/

更に、2020年に入ってからは北海道新聞社が創成イースト地区に移転を発表しました。

今後、新たなオフィスビルができれば企業もバスセンター前駅の方にうつっていく可能性もあります。

https://sapporokara.com/2020/02/01/hokkaidoshinbun/

まとめ

劇団四季劇場、再々でまた北海道に復活してほしいです。

「北海道から撤退することはない」の言葉を信じて待っていたいと思います。

 

私個人は、四季会員までにはなっていませんが観劇が好きで客として劇団四季へも何度も足を運びました。

その後、観劇中のお客様のお子様のためのベビーシッターとしても劇場に出入りしていたりもしました。

保育中なので凝視はできないものの音楽や場面でその時々のことを思い出します。

札幌の再開発の話をきくと四季劇場の話はあがっていないかなぁと探してしまいます。

あちこちで行われている再開発でいつかそんな話がでてくることを祈っています。

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