札幌東側3街区再開発詳細
かねてから3街区を一体再開発と決定していた北6東2、北6東3、北6東4の土地について少しずつ詳細が分かってきました。
「札幌市東区北6東2~東4」とはいってもすぐにピンとこないとは思いますが、JR札幌駅から徒歩5分程の場所になります。
一番駅から遠い北6東4街区は、もともとあった札幌卸売センター等の24社の施設が老朽化してきたため13階建てのオフィスビルを建設中です。
今回発表されたのは北6東2と北6東3街区です。
北6東2街区は、今年の初めに北海道へ進出してきたベルーナがホテル建設、南側には大京と京阪電鉄不動産、ミサワホーム北海道の共同でマンションを建設すると計画。

北6東3街区には、カレスサッポロが運営する時計台記念病院(札幌市中央区)と北光記念病院(同東区)を移転・統合した大型病院を建設予定です。
ベッド数は約400床、全室個室にする計画。
現在の時計台記念病院(北1東1)は、隣接するビルと共に解体し、跡地を駐車場やオフィスビルにする計画。
今後のスケジュール
北6東4街区のオフィスビルは2020年4月に完成予定です。
東2,3の業者がオフィスビルに移転後に、現在の建物が解体。
その後に、ホテル・マンション・病院が建設されるものと思われます。
計画の段階で、東西方向のネットワークの形成や、歩行者空間の整備、にぎわい創出の機能があげられています。
時計台記念病は移転後、時計台の近くではなくなってしまいますが他病院の北光記念病院と複合となることにより名称変更となるかもしれないですね。
いずれにせよ、札幌駅から徒歩5分くらいの病院となると今後は高齢化時代となるわけですから、北海道内のみだけでなく道外からも需要がありそうです。
ホテル建設予定の、通販大手のベルーナは今年の1月に北海道に初進出してきたばかりです。
小樽、札幌2棟の計画の次なので4棟目に札幌駅近くの北6東2を選定したようです。

ベルーナはホテルを以下の予定で計画しています。
南3西8⇒地上13階建、約200室のホテル、2020年以降開業予定
南5西2⇒地上17階建、約300室のホテル、2021年夏開業予定(立体駐車場完備)
現在の卸センター周辺の様子
現在の北6東2~東3周辺は、札幌駅近くにありながら昭和の雰囲気がある地区です。

こういう昔ながらの場所も再開発で風景が変わっていきます。
まとめ
協同組合札幌総合卸センターは、JR札幌駅近くに昭和41年に35社の企業参加で設立されました。
現在は24社の企業が加盟しています。
経済の波に巻き込まれながらも、力強く地域経済の発展に貢献してきました。
オフィスビルになり、卸センターの企業は1つのビルに入りますが役割はいままでと変わりません。
街並みは変化していきますが、こういった地元に貢献してきたたくさんの企業があることを覚えておきたいと思います。

